読者投票結果発表【あなたが選ぶニュース&流行語大賞 】2024年スーパーGT&スーパーフォーミュラ編

2025年1月21日(火)11時25分 AUTOSPORT web

 フォーミュラEやダカールラリーなど、2025年のモータースポーツシーズンが徐々に開幕していますが、今年はコース上でどんなドラマが生まれるか……編集部としても開幕はまだかまだかと、すでに楽しみで仕方ありません。一方で、昨年度2024年のモータースポーツでも数多くの出来事、そしてキーワードが飛び交いました。今回は2025年シーズンが本格始動する前に、昨年末に読者の皆さまに投票していただきました『読者が選ぶ、MIA(Most Impressive Article)アワード2024』、そして『読者が選ぶ、モータースポーツ勝手に流行語大賞2024』の結果を各カテゴリー別に発表したいと思います。


 第2回は国内トップカテゴリーである【スーパーGT】【スーパーフォーミュラ】の各トップ3をご紹介していきます。


■『読者が選ぶ、MIA(Most Impressive Article)アワード2024』スーパーGT編


第3位:
福住と大湯が移籍加入、メインスポンサー変更などサプライズ多数。トヨタ/GRが2024年GT500参戦体制を発表


TOYOTA GAZOO Racingの2024年シーズン国内レース体制発表会

 第3位は、TOYOTA GAZOO Racingの2024年体制発表のニュースが入りました。立川祐路の引退で空いたシートに座るドライバーは誰になるかなど、発表前から注目を浴びていました。そして、発表ではホンダに在籍していた福住仁嶺、大湯都史樹の2名のトヨタ入りが公表されました。ホンダの有力ドライバー2名がトヨタ陣営入りするという、この体制発表に驚いた人はとても多かったのではないでしょうか。


●記事はこちら:福住と大湯が移籍加入、メインスポンサー変更などサプライズ多数。トヨタ/GRが2024年GT500参戦体制を発表


第2位:
43年の歴史に終止符。マレリ、ホシノインパルとのスポンサー契約終了を発表


2024スーパーGT第3戦鈴鹿 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)

 続いて第2位に入ったニュースは、ホシノインパルとマレリが2025年2月をもってスポンサー契約を終了するというものでした。1982年に当時の日本ラヂヱーターから始まり、カルソニック、カルソニックカンセイ、そしてマレリに至るまで、長年サーキットではお馴染みのカラーリングを纏って走り続けてきました。しかし、そんな43年間も続いた関係にもついに終止符が打たれることになり、往年のスーパーGTファン、インパルファンとしてはやはり寂しさを感じるニュースだったのではないかと思います……。


●記事はこちら:43年の歴史に終止符。マレリ、ホシノインパルとのスポンサー契約終了を発表


第1位:
四度のGT500クラス王者ロニー・クインタレッリが2024年限りでのスーパーGTでの活動終了を発表


ニスモフェスティバル2024 愛機23号車MOTUL AUTECH Zの翼端板には『#ありがとうロニー』のステッカーが貼られた

 そして第1位に選ばれたのは、4回のGT500クラスチャンピオンを経験したロニー・クインタレッリの引退報道となりました。2011年と2012年、そして2014年と2015年という2度の連覇、そしてGT500クラス通算4回のチャンピオンを獲得したロニーですが、流暢な日本語と笑顔でファンになった人も多いと思います。そんなスーパーGTにとって欠かせない名ドライバーの突然の引退発表、驚かずにはいられませんでした。


●記事はこちら:四度のGT500クラス王者ロニー・クインタレッリが2024年限りでのスーパーGTでの活動終了を発表


■『読者が選ぶ、モータースポーツ勝手に流行語大賞2024』スーパーGT編


第3位:
「新予選方式」/タイム合算や入れ替えルールなど新フォーマットに


2024スーパーGT第2戦富士 予選アタックに向かうGT300クラスのマシンたち

 流行語大賞の第3位に入ったのは、2024年より新たに導入された『新予選方式』となりました。これまで行われていたノックアウト予選から、Q1敗退車両をなくすことといった目的でGT500、GT300ともにQ1、Q2の“合算タイム”でスターティンググリッドが決められることになりました。一方で、シーズン途中でルール変更が行われるなど、柔軟な改善が行われました。


第2位:
「また雨」/悪天候に見舞われたことが多かった2024年


2024スーパーGT第6戦SUGO DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)

 第5戦鈴鹿の台風10号の接近をはじめ、第6戦菅生、第7戦オートポリス、第8戦もてぎと、立て続けに悪天候に見舞われた2024年のスーパーGT(とくに予選日)。そんな雨続きのレースが続いたことから、第2位には「また雨」のキーワードがランクインしました。雨ならではの波乱の展開が多く見られた2024年ですが、2025年は晴れのレースが続いてくれることを祈るばかりです!


第1位:
「気がつけばau」/年間を通じて強さが光った36号車


サクセスウエイト最重量ながら、表彰台の可能性のあったオートポリス戦でのau TOM’S GR Supra。

 第1位に輝いたキーワードは、圧倒的な速さで2024年GT500連覇を達成した36号車au TOM’S GR Supraの強さを象徴するような一言がランクインしました。シーズン中、36号車は優勝だけでなく手堅くポイントを獲得し続けたことで、最終戦の鈴鹿では予選1位通過、決勝レースを待たずにシリーズチャンピオンを決めました。来る2025年もGT500王座を防衛、3連覇を果たすことができるのか? 要注目です!


■『読者が選ぶ、MIA(Most Impressive Article)アワード2024』スーパーフォーミュラ編


第3位:
太田格之進、号泣「一番悪いのは、運を持っていなかった自分」優勝目前で痛恨のトラブル/第5戦もてぎ


レース後にピットロードで号泣する太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と、声をかける佐藤琢磨HRCエグゼクティブアドバイザー、加藤寛規ドライビングアドバイザー、PONOS NAKAJIMA RACINGの伊沢拓也監督

 第3位は、2024年全日本スーパーフォーミュラ(SF)第5戦もてぎで起きた、太田格之進号泣の記事がランクインしました。レースでは、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGのチームメイトである牧野任祐との首位争いを繰り広げ、牧野の猛攻を振り切って自身2勝目が目前という場面でスピンを喫し、優勝をあと少しというところで逃してしまいました。その後、ピットロードで見せた悔し涙を流す格之進と、それを励ます佐藤琢磨HRCエグゼクティブ・アドバイザーの姿がいまだに忘れられません。


●記事はこちら:太田格之進、号泣「一番悪いのは、運を持っていなかった自分」優勝目前で痛恨のトラブル/第5戦もてぎ


第2位:
チェッカー後にあふれた涙、「降りたくなかった」マシン。万感のフィナーレに滲んだ山本尚貴の“らしさ”



 第2位は、2024年シーズンをもってSF引退を発表した山本尚貴の記事がランクインしました。SFでは3回のシリーズチャンピオンを獲得した山本でしたが、昨シーズン限りでの現役引退を宣言。最終戦鈴鹿では、レースを終えた後もゆっくりマシンを走らせ、パルクフェルメにマシンを停めた後もしばらくコクピットに留まり、降車後には涙を見せるなど、多くの感動的な場面に心を打たれたファンも多いのではないでしょうか。


●記事はこちら:チェッカー後にあふれた涙、「降りたくなかった」マシン。万感のフィナーレに滲んだ山本尚貴の“らしさ”


第1位:
6年前の雄叫びが、大号泣に変わるまで。「もう勝てないと思った」牧野任祐が耐えた“どん底”【第2戦APあと読み】


初優勝を遂げ、パルクフェルメでマシンを降りた牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 2024スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス

 第1位に輝いたのは、SF第2戦オートポリスで初優勝を遂げた牧野任祐の記事でした。国内トップフォーミュラ参戦から6年目、他のライバルたちが続々と初優勝を達成していくなかでひとり勝てずに苦しんだ牧野でしたが、2024年はついにその苦労が報われ、初優勝を手にしました。トップチェッカーを受けた後の無線では『もうオレ勝てないと思った』と涙ながらに胸の内を吐露するなど、数多くの苦労を乗り越えてようやく掴んだ優勝だったと、より多くのファンにそう実感させてくれてくれたのではないでしょうか。


●記事はこちら:6年前の雄叫びが、大号泣に変わるまで。「もう勝てないと思った」牧野任祐が耐えた“どん底”【第2戦APあと読み】


■『読者が選ぶ、モータースポーツ勝手に流行語大賞2024』スーパーフォーミュラ編


第3位:「キュンキュン」/三笠宮瑶子女王殿下への質問から


ドライバーたちと記念撮影された瑶子女王殿下

 第3位は、2024年7月に開催された『第1回瑶子女王杯 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第4戦富士大会』にて、三笠宮瑶子女王殿下に太田格之進から出た質問のキーワード『キュンキュン』がランクインしました。ドライバーの自己紹介の後、女王殿下に質問するコーナーで、誰も質問しない空気のなか格之進は「女王殿下をキュンキュンさせるには、どうしたらいいですか?」と思い切った質問を投げかけました。漢気あふれる格之進の“攻め”の姿勢に拍手!


第2位:
「号泣少年」/客席での号泣が公式映像に映し出され話題に


太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と、招待を受けた少年

 第2位は、第5戦もてぎで放送された『号泣少年』がランクインです。第5戦もてぎといえば、太田格之進が優勝目前のところでスピンを喫してしまったレース。その光景を現地で見たファンの子どもが号泣するというシーンが公式映像で放送されましたが、それを知った格之進は「この子をサーキットに招待したい」と言ったことをキッカケに、一カ月後の第6・7戦富士スピードウェイで、ついに格之進と少年の対面が実現しました。


第1位:
「夫婦優勝」/坪井翔と斎藤愛未が、SFと併催のKYOJO CUPで勝者に


2024年KYOJO CUP最終戦 世界初の“同シーズン夫婦チャンピオン”に輝いた斎藤愛未と坪井翔

 そして第1位には『夫婦優勝』がランクインしました。由来は、SFとKYOJO CUPが併催された第4戦富士で、坪井翔と坪井のパートナーである斎藤愛未がそろって優勝したことから。その後、両者ともにシリーズチャンピオンに輝き“日本最速のチャンピオン夫婦”に。揃って王座防衛に挑む今季の活躍にも大いに期待したいですね!


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