トータル出力653PS、BMW“X”初となるプラグインハイブリッドのM専用モデル『BMW XM』登場

2023年1月23日(月)17時21分 AUTOSPORT web

 武骨なSUVとは一線を画す、オンロード走行性能を高めたスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)のコンセプトを持つ、BMWの“X”ライン初のM専用モデルであり、同じくBMWの高性能車両“M”初のプラグインハイブリッドでもあるブランニューモデル『BMW XM(エックスエム)』が登場。あらゆる要素を標準装備したフルスペック&ワンプライス設定にて、1月18日より発売が開始されている。


 ブランド内での新規モデルとして誕生するBMW XMは、サーキットでの本格的な走行を可能とするBMW M専用モデルであり、革新的な駆動システムのテクノロジー、独自の車両コンセプト、そして個性的なデザインを有した『BMW M1』以来のBMW M専用モデルとなる。


 ダイナミズムを表現する威風堂々たる佇まいに加え、Mモデルらしいスポーティさを強調したというエクステリアは、すでにラグジュアリーモデルで展開される上下2分割のツイン・サーキュラー&ダブルライトとし、上部にはターンインジケーターを含むLEDデイタイム・ランニングライト、下部にはアダプティブ・マトリックス機能を採用しコーナリングライト機能も併せ持つLEDヘッドライトとしている。


 そしてBMWデザインの象徴であるキドニーグリルは、ヘッドライトの間に大胆に配置され、外側のエッジに向かって細くした八角形のアウトラインでダイナミックなキャラクターを強調し、存在感と力強さを主張するデザインに進化。さらに暗闇で光を放ち存在感を増すアイコニック・グロー・キドニーグリルとしている。


 一方のインテリアも、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させ、運転席側に湾曲させた最新のカーブドディスプレイを採用。BMW特有のiDriveコントローラーまわりをすっきりとさせることで運転席周辺の空間を広くし、モダンな印象が与えられる。


 そんなBMW XMで注目されるパワートレインは、最高出力489PS(360kW)/5400rpm、最大トルク650Nm/1600–5000rpmを発揮する高効率な4.4リッターV型8気筒ツインパワー・ターボ・ガソリンを軸に、第5世代のBMW eDriveテクノロジーを採用。電池容量29.5kWhを有し、197PS(145kW)を発揮する電気モーター搭載のプラグイン・ハイブリッドとなっている。

Mデュアル・エギゾースト・テールパイプは、縦に配置された六角形のデザインに
象徴であるキドニーグリルは、外側のエッジに向かって細くし、八角形のアウトラインでダイナミックなキャラクターを強調する
23インチホイールと3105mmのロングホイールベースで、力強いスタンスを表現する


■システムトータルの最高出力は653PS。Mモデルにふさわしい足まわりやブレーキも


 さらに8速Mステップトロニック・トランスミッションとの組み合わせで、システムトータルの最高出力は653PS(480kW)、最大トルクで800Nmを発揮し、電気自動車を除いてBMW史上最強のパワーユニットを搭載するモデルのひとつとなり、約90kmまでゼロ・エミッションで走行することも可能とした。


 その性能を支える脚元では、電子制御ダンパーとアクティブ・ロール・スタビライザーを備えたアダプティブMサスペンション・プロフェッショナルを採用し、ダイナミックな走行を可能にするスポーツプラスモードなど、3種類のモードをMセットアップメニューから選択可能に。


 さらにアクティブ・ロール・コンフォートを備え、直進走行時の快適性向上に寄与するアクティブ・ロール・スタビライザーや、回頭性と俊敏なレーンチェンジを可能とするMモデル初のインテグラル・アクティブ・ステアリングを搭載。


 おなじみのMスポーツブレーキや、優れたトラクション性能を実現するMモデル専用4輪駆動システムのM xDriveの採用により、あらゆる状況においてMモデルにふさわしいパフォーマンスが発揮される。


 また、日本仕様では最高の性能を発揮させるため、サーキット走行を想定して最高速度を270km/hに高める“Mドライバーズ・パッケージ”を標準装備とし、ビンテージレザーを内装に配したBMWインディビジュアルのフルレザー・メリノシートや、最高の音響空間を提供するバウワース・アンド・ウィルキンスのダイヤモンド・サラウンド・サウンドシステムを標準装備に。


 前席のアクティブ・シート・ベンチレーションやマッサージシート、4ゾーンエアコンディショニングなど、高性能、高品質、高機能を標準装備とし、ボディカラーや内装の選択を問わずワンプライスでの販売とし、価格は2130万円(税込)となっている。詳細についてはBMW公式ホームページ(https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/m-series/xm/2022/bmw-xm-overview.html)まで。

12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロール・ディスプレイを一体化させ、運転席側に湾曲させた最新のカーブド・ディスプレイを採用。日本仕様は右ハンドルに
前席のアクティブ・シート・ベンチレーションやマッサージシート、4ゾーンエアコンディショニングなどを標準装備に
ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能や、BMWコネクテッド・ドライブ、Amazon Alexaなども搭載する

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