「開幕後も未契約」韓国の至宝が“浪人生活”か 「遊撃に目立った穴を持つチームはない」米報道
2025年1月30日(木)6時0分 ココカラネクスト

キム・ハソンはこのまま所属先が決まらず開幕を迎えるのか(C)Getty Images
パドレスからFAとなっている金河成(キム・ハソン)の去就が未定のままとなっている。29歳のユーティリティープレーヤーについて、米スポーツ専門局『ESPN』が1月28日(日本時間29日)、キムの今季の所属先について可能性のある球団を報じている。
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同専門局はポジション別で「市場に残っているFAトップ選手」を紹介している。遊撃手のキムについては、「最もフィットする球団」としてパドレス残留の他、パイレーツ、エンゼルスを挙げた。契約金予想は2年4210万ドル(約65億円)とした。
そんなキムについて「シーズン開幕までに準備が整わないだろう。2023年にはユーティリティープレーヤーとしてゴールドグラブ賞を受賞し、2024年には遊撃の守備もこなすが、(8月に右肩を負傷し)手術後については不透明だ」と指摘している。
しかし「その優れた守備指標のおかげで、攻撃面では平均的な成績にもかかわらず、過去3シーズンは平均4.4WARを記録している」と、守備面について評価した。
キムの移籍先候補として「遊撃に目立った穴を持つチームはない」とし、候補のひとつとして挙げたエンゼルスは、「肩の手術を受けたザック・ネトが開幕から欠場する見込みであるものの、キムも同じ状況だ」と説明。ただ「二塁を務める可能性もある」と、ユーティリティー性を生かして二塁を守るという選択肢も提示した。
記事では「パドレスが最もフィットするかもしれないが、そこにはペイロールの懸念がある。キムはシーズン開幕後も未契約のままかもしれない」と、最悪の場合、開幕後も所属先が「未定」のままで“浪人生活”となる可能性があるとした。
果たして、開幕までに契約はまとまるのか。“韓国の至宝”と呼ばれる男の進路に注目が集まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]