成績不振による解任論浮上も…クルゼフスキがトッテナム指揮官を擁護「彼のために戦わなければならない」

　トッテナムに所属するスウェーデン代表MFデヤン・クルゼフスキが、同クラブを率いるアンジェ・ポステコグルー監督を支持する姿勢を示した。29日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。

　ここまで23試合を消化したプレミアリーグで7勝3分13敗を記録し、勝ち点「24」の15位につけているトッテナム。国内カップ戦やヨーロッパリーグ（EL）で順調に白星を重ねている同クラブだが、国内リーグ戦では現在7試合未勝利と苦しい結果に。指揮官を務めるポステコグルー監督への風当たりも強まっており、現地メディアを中心に解任の可能性も報じられている。そんななか、EL・リーグフェーズ第8節のエルフスボリ戦を前にクルゼフスキが会見へと出席。今季の公式戦35試合で9ゴール8アシストを記録中のアタッカーが、改めてポステコグルー監督への信頼を強調した。

　26日のレスター戦後、「本当に特別なことを成し遂げられる」と残りのシーズンに向けた決意を語ったトッテナム指揮官。会見に登場したクルゼフスキは、「彼の言う通りだと思う」と賛同の意を示しつつ、「この残り4カ月で大きなことを成し遂げられると信じている」と見解を口にした。続けて、「僕たちは完璧なフットボールを見せた試合もあったし、世界でもそう簡単にはできないフットボールを展開してきた。例えばユナイテッド戦、シティ戦では美しいプレーを見せた」とポステコグルー監督の下で披露するスタイルへの自信をのぞかせ、「我々は彼を支持している」と同監督を擁護している。

　さらに、「彼のために戦わなければならない。なぜなら自分もそのフットボールを信じているからだ」とコメント。クラブは降格圏から8ポイント差の下位に低迷しているものの、「彼は適任者である」とポステコグルー監督への信頼を繰り返し主張した。