フェラーリF1新車発表を待ちわびるサインツ「今までとは全く違うマシン。秘密を早くティフォシに明かしたい」
2022年2月3日(木)7時40分 AUTOSPORT web

スクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツは、2022年型F1マシン『F1-75』は昨年型とは「全く異なる」として、ファンに披露するのが楽しみだと述べている。
2022年には技術レギュレーションが大幅に変更され、各F1チームは、新車を白紙の状態から作り上げることとなった。今年はグラウンドエフェクトによってダウンフォースを得ることを中心に、根本的に新しい哲学が導入されている。
フェラーリはシーズンへの準備の一環として、先週、フィオラノにおいて旧型車でのテストを実施、レースドライバーのサインツとシャルル・ルクレール、テストドライバーのロバート・シュワルツマンが走行を行った。
テスト後、サインツはニューマシンについて、次のように語った。
「パワーポイントでのプレゼンテーションをたくさん見たし、風洞でも見た」とサインツ。「2022年型マシンは、この数年にF1で見てきたマシンとは全く違う」
「これをティフォシに見せる時が待ちきれない。今僕たちは秘密を持っているようなものだけど、できるだけ早くその秘密を教えてあげたい」
「もう間もなくだ。特にティフォシの皆にマシンを見せてあげたくてたまらない。そして早く実際に乗って走りたいよ」
ルクレールも、バルセロナでのプレシーズンテスト開始を指折り数えて待っており、2022年型フェラーリがどのようなパフォーマンスを発揮するかを早く確認したいと語っている。
「2022年はとても重要な年になるだろう」とルクレールは語った。「とても特別な年だ。マシンが完全に新しくなるのだからね」
「バルセロナでの最初のウィンターテストでこのマシンをテストするのがすごく楽しみだ。去年からずっと取り組んできた仕事によって、皆が望んでいるような競争力を発揮できることを期待している」
1月26、27、28日に実施されたテストで、3人のドライバーたちは2018年型SF71Hで周回を重ねた。今回の走行はレースチームにとって良いウォームアップになっただけでなく、身体的なトレーニングとしても役立ったとサインツは述べている。
「走行することはいつも役に立つし、2018年のF1マシンに乗るのはとても楽しい」とサインツ。
「役に立つことの組み合わせなんだ。アスリートとして、またF1ドライバーとして、身体に最初のショックを受けることになる。『そうだ、僕はF1ドライバーなんだから、この怪物を操縦しなければ!』と思うんだ」
「首や腰、臀部、身体のあらゆるところに衝撃を受ける必要もある。身体自体にF1ドライバーの身体であることと、タフであることを思い出させるためにね」
「心理的にも、走行時のスピードへの慣れを取り戻す。また、エンジニアと話をしてマシンのセットアップを向上させ、自分の好みに合わせて作り上げるという作業を思い出すことにも役立つ。またそのループに戻ることは、楽しいものだよ」