【F1】衝撃クラッシュの角田裕毅は無事 地元フェラーリQ2敗退 エミリアロマーニャGP予選は大荒れ
2025年5月18日(日)0時44分 スポーツニッポン
◇F1第7戦エミリアロマーニャGP 予選(2025年5月17日 イモラ・サーキット=1周4.909キロ)
レッドブルの角田裕毅は予選1回目(Q1)でクラッシュしてタイムなしとなり、今季初めて2回目(Q2)へ進めなかった。18日の決勝は最後尾からスタートする。
Q1開始直後、ターン5の縁石に乗ってスピンした角田のマシンはコントロールを失い、スピードがついたまま車体後方からターン6のウオールに激突。ウオールに乗り上げる形となったマシンは空中で裏返しになり、地面に落ちると回転して上下元に戻ったが、車体は大破した。角田は自力でマシンを降り、レッドブルの公式Xは「ユウキは診断を受けてメディカルセンターを離れた」と無事を報告した。
Q1終盤には今GPからアルピーヌのドライバーに起用されたフランコ・コラピント(アルゼンチン)もクラッシュし、再び赤旗中断となった。赤旗により12番手タイムが抹消されたハースのオリバー・ベアマン(英国)がタイムアタックの正当性とQ1突破を主張し、Q2開始が遅れた。
Q2では地元フェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)が11番手、ルイス・ハミルトン(英国)が12番手にとどまり、ともに3回目(Q3)へ進めず敗退。スタンドを赤く染めたフェラーリのファンは静まりかえった。
マクラーレンのオスカー・ピアストリ(オーストラリア)が1分14秒670で3戦ぶり今季3度目のポールポジション(PP)を獲得。レッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が0.034秒差の2番手、メルセデスのジョージ・ラッセル(英国)が0.137秒差の3番手につけた。
▽予選順位
(1)ピアストリ(マクラーレン)
(2)フェルスタッペン(レッドブル)
(3)ラッセル(メルセデス)
(4)ノリス(マクラーレン)
(5)アロンソ(アストンマーチン)
(6)サインツ(ウィリアムズ)
(7)アルボン(ウィリアムズ)
(8)ストロール(アストンマーチン)
(9)ハジャー(レーシングブルズ)
(10)ガスリー(アルピーヌ)
<以下Q2敗退>
(11)ルクレール(フェラーリ)
(12)ハミルトン(フェラーリ)
(13)アントネッリ(メルセデス)
(14)ボルトレート(キックザウバー)
(15)コラピント(アルピーヌ)
<以下Q1敗退>
(16)ローソン(レーシングブルズ)
(17)ヒュルケンベルク(キックザウバー)
(18)オコン(ハース)
(19)ベアマン(ハース)
(20)角田裕毅(レッドブル)