“史上最強”を謳われた森保ジャパンの8強敗退に広まる衝撃 韓国メディアは「何もできずに敗れた」と嘆き【アジア杯】

2024年2月4日(日)5時30分 ココカラネクスト

イランの気迫と執念の前に押し切られた日本。彼らの敗退には驚きの声が広まっている。(C)Getty Images

 ペルシアの獅子(イラン代表の愛称)たちが見せた猛攻の前に打ちのめされた。

 現地時間2月3日、アジアカップの準々決勝がカタールで行われ、日本代表は1-2でイラン代表に惜敗。2011年大会以来5度目の大陸制覇を目指したが、ベスト8で涙を呑む形となった。

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 出だしは最高だった。序盤から前線からの積極果敢なプレッシングをかけ、イランを押し込んだ日本は28分にショートカウンターから敵エリア内に侵入した守田英正が先制ゴールをゲット。名手アリレザ・ベイランバンドの牙城を崩して先手を取る。

 ただ、1-0とリードした後半は流れが一変する。攻勢を強めるイランの前に守勢を余儀なくされると、55分にバイタルエリアで冨安健洋のマークを剥がしたサルダル・アズムンのラストパスをムハンマド・モヘビに決められて同点に。その後も劣勢となった日本は、後半アディショナルタイム4分に板倉滉がPKを献上。これをアリレザ・ジャハンバフシュに決められた逆転された。

 大会参加チームで最もFIFAランクが高く、開幕前の下馬評もすこぶる上々で、「史上最強」とも謳われた日本。彼らの敗退には小さくない驚きの声が広がっている。韓国の日刊紙『朝鮮日報』は「優勝の筆頭候補だった日本が8強で脱落。彼らは何もできずに敗退した」と指摘。隣国のライバルが喫した敗北を憂いた。

 また、韓国のニュースサイト『OSEN』は「日本が衝撃の8強脱落」と銘打ったレポート記事内で「日本はイランに奇跡の4強への切符を掴まれた。強力な優勝候補同士の対決で、イランはエースのタレミ(累積警告のため出場停止)を欠く苦しい状況だったが、劇的な試合の主人公となった」とイランの躍動を称えた。

 国外でも大きな話題となった試合後のフラッシュインタビューで「今日の試合は私自身が交代カードをうまく切れなかったのが敗因」と語った森保一監督。ここから55歳の智将がチームをいかに立て直すかは、指揮官としての手腕が問われそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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