メルセデスF1「真剣な努力には失敗が付き物」。2020年型パワーユニット開発で“小さな問題”に直面

2020年2月5日(水)7時52分 AUTOSPORT web

 メルセデスF1チームのパワーユニット(PU/エンジン)担当マネージングディレクターであるアンディ・コーウェルは、2020年型パワーユニットの開発プロセスのなかで、いくつかの問題に直面したと明かした。


 4日、メルセデスはSNSを通してコーウェルがパワーユニットの開発について語る動画を公開した。その動画には「真剣な努力には失敗が付き物」というコメントが添えられている。


「(エンジン部門であるメルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズの本拠)ブリックスワースでは、たくさんの作業が行われ、ERS、内燃機関といったパワーユニット全体に関して多くの改善がなされている」とコーウェル。


「いつものことだが、すべての要素をうまくまとめるなかでは、いくつか小さな問題と戦うことになる」


「適切な仕様を作り上げ、長期テストを行ってから、提携各チームがマシンを始動できるよう、パワーユニットを提供する。そのため膨大な作業が行われる。すでに始動したエンジンがあることはご存じのとおりだ」


「それから、コース上のテストに向けてハードウェアの準備を整える。2月14日(のバレンタインデー)に1本の赤いバラを贈るような形でマシン発表を行い、その後、(プレシーズンテストが行われる)バルセロナに発ち、そこで3台のマシン(メルセデス、レーシングポイント、ウイリアムズ)が走行する」


「わずか6日間のコース上のテストを終えた後、(開幕戦オーストラリアGPが行われる)メルボルンに向かう」


「レース用に大量のパーツを製造し、組み立てを行って、すべてを地球の裏側に送り出すという課題に取り組んでいく」


「パフォーマンスを追求し、高い信頼性をもたらし、大量のハードウェアを地球の裏側に送り出すという、忙しい時期を過ごしている」


 メルセデスは、2月14日、2020年シーズンを戦う『W11』のシェイクダウンをイギリス・シルバーストンにおいて行う。1月29日には『W11』に搭載するエンジンを始動、そのサウンドを公開した。プレシーズンテストは2月19日〜21日と2月26日〜28日にスペイン・バルセロナで開催される。

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