【オリックス】杉本裕太郎が昨年12月「走りの学校」校長・和田賢一氏に入門「こっそり俊足になりたい」
2025年2月9日(日)5時0分 スポーツ報知
投内連係で走者役を務めた杉本裕太郎(カメラ・渡辺 了文)
オリックス・杉本裕太郎外野手が8日、「走り方改革」に着手していることを明かした。昨年12月、同じ徳島出身の巨人・増田大、ヤクルト・武岡と、「走りの学校」校長の和田賢一氏に入門。登録者数24・8万人の人気YouTuberの指導を受け「タイムは測ってないけど、走ってて速い感じがある。地面をうまく蹴られているというか、あんまり体の負担がなく、バネを使った感じで走れている」と効果を口にした。
昨季は1盗塁だが、社会人時代は俊足外野手として評価が高かった杉本。持ち前のパワフルな打撃だけでなく「守備でも走塁でも、僕はまだまだやっていかないといけない」と、高みを目指す姿勢は変わらない。その上で「(足が速いのは)隠しておきたいっすね。警戒されていないところで盗塁したいので、こっそり俊足になりたい。(盗塁の)サインさえ出れば、思い切って走りたい」と不敵な笑みを浮かべた。
32本塁打でタイトルを獲得した21年に、初めて右翼のレギュラーを獲得。だが、その後は3年連続で規定打席到達を逃した。この日は、宮崎キャンプのフリー打撃で6本のサク越えを披露。「まだ1回しか規定に乗ったことがないので、あともう1回、何か打撃のタイトルを取りたい。外野のレギュラーは誰にも渡さない、という強い気持ちでやっていきたい」。強い覚悟で、プロ10年目の逆襲へ挑む。(南部 俊太)