オリックスのドラ1麦谷 ライブBP“プロの洗礼”前に飛ばせず「自信もなくなった」
2025年2月10日(月)5時45分 スポーツニッポン
オリックスのドラフト1位・麦谷(富士大)が“プロの洗礼”を浴びた。ライブBPで投手と初対戦し、ほぼ前に飛ばせず。苦い経験を糧にはい上がることを誓った。
「“本当にやっていけるのかな”と。正直、自信もなくなった。いい意味で、心を折られたというか。自分をしっかりと見つめ直して頑張っていきたい」
A組(1軍)に「一日昇格」し、椋木、斎藤、本田仁の3投手と5球ずつ対戦。9スイング中、空振り2つ、ファウル5球で前に飛んだのは2球だけだった。椋木には初球見逃しの後、2連続空振りで“3球三振”。「大学初打席が(東北福祉大の4年生だった)椋木さんだったんで、縁があるなと思ったんですが…」とがっくり。自身の立ち位置を再確認し、プロ仕様の体と技術を身につける決意を一層、強くした。(山添 晴治)
≪東松は猛アピール≫
B…今キャンプでA組(1軍)に抜てきされた高卒2年目の東松が、初のライブBP登板で猛アピールした。打者6人に5球ずつ投げ、安打性1本。右前打されていた佐野への5球目には内角直球で見逃しを奪い「佐野さんにライトにポトンと打たれたんで。練習してきたクロス(ファイア)を使ってみようと。うまく決まって良かった」と笑顔を浮かべた。キャンプでは同じ左腕の宮城を密着マーク。1軍初登板へ、順調に成長中だ。