阪神・小幡 2回に遊ゴロ後逸も挽回の適時打 好機で一本「打点、得点は一番意識しているテーマ」
2025年2月9日(日)5時15分 スポーツニッポン
◇紅白戦 紅組5—1白組(2025年2月8日 宜野座)
2年ぶりの開幕遊撃を見据える阪神・小幡が、ミスを挽回する一撃を放った。3回1死二塁、2番手・石黒から中堅へ先制適時打。直前の2回無死一塁で大山の平凡な遊ゴロを後逸しており、すぐさま取り返した。
「ヒットが出たことは良かった。見逃した時のタイミングや、体の向きに意識を置いた。胸を開いてしまうのが一番イヤなので」
左腕・門別と対戦した第1打席は、逆方向への打撃で左飛。コースに応じた打撃にも反省は忘れず「低めのボールへの対応について課題はある。もっと突き詰めてやる」と言葉に力を込めた。
遊撃のライバルである木浪も、良い当たりの右飛と追い込まれてから粘っての四球と、内容は上々。実績では一日の長がある背番号0とのバトルを勝ち抜くために心がけるのは「ここぞの一打」だ。「今年は特に点に絡むことを意識する。打点、得点は一番意識しているテーマ」。オフから取り組む一本足打法も板についてきた。好機の一本を積み重ね、立派に一本立ちを果たす。(八木 勇磨)