契約最終年の菊池雄星 トレード放出を専門メディアが推奨 昨季キャリアハイの「彼の価値を活かすことが賢明」

2024年2月10日(土)6時30分 ココカラネクスト

今シーズンは菊池にとって勝負の年となりそうだ(C)Getty Images

 ブルージェイズの菊池雄星は昨季、初の2桁勝利となる11勝をマークし、規定投球回にも到達するなど、メジャー5年目にして最高の成績を残した。今季はブルージェイズ在籍3シーズン目、契約の最終年を迎え、さらなる飛躍を見据えている。

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 だが、新シーズンが近づくにつれ、チーム状況などを踏まえた中で、32歳左腕の立ち位置は決して安泰ではないようだ。ブルージェイズの情報を専門に扱う『FANSIDED Jays Journal』は現地時間2月8日、今後のトレード放出の可能性がある選手を予想し、特集記事の中で紹介している。トピックの中では、今オフ、選手の新加入や再契約が行われたことで、公式戦出場26人枠を有効に使うため選手の放出を行なうべきであると主張、トレード要員候補の1人として菊池の名前も記されている。

 同メディアは菊池について、「先発ローテーションの投手が、特に好調なシーズン後にトレード候補に挙がることはめったにない」としながらも、「しかし、ユウセイ・キクチの場合はチームにとって最善の策となるかもしれない」と論じている。

 その上で、在籍1年目の2022年は不振によりシーズン終盤にリリーフ転向となったことや、昨季は好成績を残したことなども振り返りながら、「2024年のシーズンに向けて、キクチがあのようなパフォーマンスを繰り返せるのか、また、それが単なる一過性のものではないのか、疑問が残る」と指摘。さらに米予測システム『Steamer』などの結果にも言及し、「今季の数字はかなり後退すると予想されており、彼にとって良い兆候とは言えない」と綴っている。

 また、「キクチがジェイズとの契約最終年であることに加え、球団としては今この瞬間がピークかもしれない彼の現在の価値を生かすことが賢明だろう」と見通しており、加えて「そのためには、今年とそれ以降のチームの争奪戦に貢献できる貴重な資産とのトレードを検討すべきだ」として、交換により今後を見据えた戦力獲得も理由として挙げている。

 キャリアハイの数字を残しながらも、さまざまな要素によりトレードの可能性もあると論じる現地メディアの見解。いずれにせよ、菊池にとってはメジャー6年目の今季も、結果が求められるシーズンであることに変わりはない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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