今永昇太、２年目の目標はＷＳ制覇　古巣ＤｅＮＡの日本一に刺激も「新しい自分になれるように」

メディアに対応する今永昇太（カメラ・村山　みち通信員）

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　カブスが９日（日本時間１０日）、メジャー３０球団最速で始動した。米アリゾナ州メサの球団施設でバッテリー組の春季キャンプ初日を迎え、日米メディアの取材に応じた今永昇太投手（３１）がＭＬＢ２年目の目標をワールドシリーズ制覇に掲げた。

　１年目の昨季は２９試合でリーグ３位の１５勝（３敗）、防御率２・９１。新人王争いで４位、サイ・ヤング賞レースで５位に入ったが、チームは８３勝７９敗でナ・リーグ中地区２位。ポストシーズン進出を逃した。２年目の目標を聞かれた左腕は「やはりこっちではチャンピオンリングを持っているということが、野球を終えた後の自分のキャリアにつながると思うので。そういったものを獲得できるように頑張りたいと思います」とワールドシリーズ制覇を掲げた。

　昨年、日本では古巣のＤｅＮＡがリーグ３位からの下克上で球団２６年ぶりの日本一に輝いた。今永は「刺激にはもちろんなりましたし、もちろんうれしかった反面、悔しさともまた違うような、何で自分がいない時に、何で自分がいる時にできなかったんだろうっていう気持ちを持たないといけないっていう。その両極端を持っていたので、心から祝福できたかというとそうではないですけど。でも、純粋に同じ苦楽をともにした選手が涙している姿を見ていたんで。僕はアメリカにいるわけなんで、よくみんなに『Ｔｕｒｎ　ｔｈｅ　ｐａｇｅ』と言われますけれども。『今お前はここにいるんだから』と言われますけれども、新しい自分になれるように頑張っていきたいと思います」と気持ちを新たにした。

　カ軍は３月１８、１９日に東京Ｄでドジャースとの開幕シリーズを戦うため、予定を繰り上げて他球団より早めの始動。野手組の鈴木誠也外野手（３０）は１４日（同１５日）にスタートを切る。一方、大谷翔平投手（３０）、山本由伸投手（２６）、マイナー契約で招待参加となる佐々木朗希投手（２３）が所属するド軍のバッテリー組は１１日（同１２日）がキャンプインする。