カブス今永昇太キャンプイン…東京ドームの開幕戦「ショウタは投げるだろう」と監督が登板を示唆

2025年2月10日(月)10時52分 読売新聞

キャンプが始まり、メジャー2年目への意気込みを語る今永昇太(9日、米アリゾナ州メサで)=帯津智昭撮影

 【メサ(米アリゾナ州)=帯津智昭】米大リーグのトップを切り、カブスの今永らバッテリー組のキャンプが9日、米アリゾナ州メサで始まった。1年目の昨季はチームトップの15勝を挙げた今永は「油断したら、やられる世界。2年目の余裕が油断に変わらないように頑張りたい」と気持ちを新たにした。

 グラウンドでは再会したチームメートらと言葉を交わし、何度も笑顔を見せた今永。約50メートルのキャッチボールの後は室内のブルペンへ。約30球を投げ込んだといい、「シーズン中に不調になった時に見返せるように、データを取ってためておく感じ」と、投球の状態などを計測したことを明かした。

 3月18、19日に東京ドームでドジャースと対戦する開幕2連戦「MLB東京シリーズbyグッゲンハイム」(読売新聞社など主催)に臨む。メジャーで自身初の開幕投手を務める可能性について、今永は「何年野球をやっても、そこは目指すべきだと思うし、(ドジャースの開幕投手候補で)山本投手もいる。(日本人対決が)もし実現できれば、これほど幸せなことはない。強敵だけども、立ち向かう姿勢を見てもらえれば」と意欲を語った。

 鈴木らカブスの野手組は14日に初日を迎える。開幕戦で対戦するドジャースは、大谷、山本、佐々木らバッテリー組が11日に始動する。

 カブスのカウンセル監督はチーム始動日の9日、キャンプ地で記者会見し、「ショウタは日本で投げるだろう。それが義務づけられていると思う。他に選択肢はない」と語り、今永が日本での開幕2連戦で登板する可能性を強く示唆した。

 これまで主に右翼を守ってきた4年目の鈴木については、2022年にア・リーグの右翼手でゴールドグラブ賞に輝き、23年打点王のタッカーがトレードで加入したことなどから、今季は指名打者で起用する方針を示した。指揮官は「彼が守備に就きたいのはわかっている」と付け加えた。

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