2年ぶり二刀流復帰予定の大谷翔平に開幕候補の山本由伸…佐々木朗希も加わった目が離せない「悪の帝国」
2025年2月11日(火)8時0分 スポーツ報知
自主トレ中に笑顔を見せるドジャース・大谷翔平投手
カブス・今永昇太投手(31)が9日(日本時間10日)、アリゾナ州メサの球団施設でキャンプインした。カブスのバッテリー組は全30球団で最速始動。18日(同19日)までに野手も含めた全球団がキャンプインする。大きな注目を浴びる日本人メジャーリーガーの、見所をまとめた。
今年もドジャースから目を離せない。大谷は23年9月の右肘、24年11月の左肩手術を経て2年ぶりに二刀流に復帰予定。2年目の山本には開幕投手候補で、佐々木も加わる。それぞれにとって意味を持つキャンプになる。
昨季「50—50」(50本塁打&50盗塁)を達成してMVPに輝いた大谷は、今季はド軍では初の二刀流調整。ロバーツ監督は投手復帰を「5月頃」としている。2度の手術後で投手人生を懸けるだけに、調整もエ軍時代と変化するかもしれない。
山本は昨季、右肩痛で約3か月離脱。今季はグラスノーやスネルと開幕投手を競う。朗希は現時点でマイナー契約だが「25歳ルール」の制度上の問題で、メジャー契約に切り替わるのは既定路線。ボールやマウンド、環境の違いに適応して先発枠入りをアピールする。
チームはT・ヘルナンデスと再契約し、スネル、スコットらを補強。「悪の帝国」と言われるほど、他球団がやっかむ戦力を持つド軍は現地でも注目の的だ。
◆新守護神は“大谷キラー”
〇…ドジャースの新守護神は“大谷キラー”となりそうだ。米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のJ・ボーデン氏がロバーツ監督の談話を紹介。「開幕時にはスコットがセーブがつく場面で登板するだろう」と明かしたという。今オフ、パドレスから加入したスコットは大谷にとって通算13打数1安打(ポストシーズンを含む)に抑えられていた元天敵。昨季72登板で防御率1・75の左腕が最終回を締めくくる。