ミスショットした後の〝ガッカリ〟を引きずらない方法があった!【心理学者に聞く】

2024年2月13日(火)18時0分 ALBA Net

ショットの前は、“最高の自分”をイメージ。そして、打ち終わった後は、“最低の自分”をイメージ。この切り替えが上手くできるようになれば、ナイスショットの確率もアップするし、ミスしても落ち込まずにすむ  イラスト/タカセマサヒロ

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ミスショットをしたとき、ほとんどのゴルファーはガッカリします。このこと自体は、特別なことではありません。しかし、この“ガッカリ”が次のショットに大きな影響を及ぼし、これが原因で、スコアを崩すことがよくあります。


どうすればガッカリを断ち切ることができるか。その方法としてオススメしたいのが、“最高の自分”と“最低の自分”を上手に使い分けてプレーをすることです。

例えばアベレージが90のゴルファーがいたとしましょう。この人はいつも90で回っているわけではなく、80が出ることもあれば100を叩くこともあるはず。そしてこの人の場合、80で回ったときは最高の自分で、100を叩いたときは最低の自分になります。

大事なのはこの使い分け方で、まずショットの前は80で回る最高の自分をイメージしながらボールを打ってください。そして、打ち終わったらすぐに気持ちを切り替えて最低の自分をイメージする。そうすれば、例えミスショットになったとしても、きちんと受け入れることができます。

そもそもミスして落胆するのは、常に最高の自分をイメージしているから。打ち終わったあと、そこにいるのは100を叩く自分だと思えば、それほどのショックは覚えないものです。このような気持ちの切り替えをワンショットずつやると、ホールアウトまで穏やかな心理状態をキープできるので、大きく崩れることはないはずです。

さらにもうひとつアドバイスを。最高と最低の自分を意識すると同時に、最高の自分をさらに引き上げ、最低の自分の底上げを図る努力をすることも大事です。これに関しては、心の練習だけではなく、技術の練習が必要になってきます。常に前進をするためにも、最高の自分と最低の自分を意識しながら、心も技術も磨くようにしましょう。

解説:児玉光雄
こだま・みつお●追手門学院大学特別顧問。過去25年にわたりツアープロのメンタルカウンセラーを務める。現在、6名のツアープロのメンタル面をバックアップしている。日本スポーツ心理学会会員

※『アルバトロス・ビュー』866号より抜粋

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