フェラーリF1、デンマークの高級オーディオメーカー『バング&オルフセン』をオフィシャルパートナーに迎える

2023年2月14日(火)13時49分 AUTOSPORT web

 フェラーリは、ハイエンド高級オーディオメーカーの『バング&オルフセン』が、2023年のチームのオフィシャルパートナーに加わったことを発表した。


 1925年に設立されたデンマーク企業のバング&オルフセンは、その卓越した技術で世界で最も象徴的なオーディオとホーム・エンターテインメント製品を生み出し、その製品はパワフルなサウンド、時代を超越したデザイン、そして他に類を見ないクラフトマンシップのユニークな組み合わせに根ざしていることで知られている。


 バング&オルフセンは2022年シーズン前にウイリアムズ・レーシングと複数年契約を結んでいたが、その後契約先をフェラーリに切り替えた。


「バング&オルフセンをオフィシャルパートナーとして迎えられることをうれしく思う」とフェラーリのCEOを務めるベネデット・ビーニャは語った。


「同社は約100年にわたり、先進のデザインを備えた最先端のオーディオ技術の代名詞となっている」


「バング&オルフセンはフェラーリと同じく、その分野における第一の基準となっており、素材とスタイルについて絶え間ない研究を行うことで、境界を押し広げている。両者には多くの共通点があるので、このパートナーシップには大きな期待を寄せている」


 今年初め、フェラーリはブロックチェーン企業ヴェラス(Velas)との高額のスポンサー契約を打ち切った。同社は、昨年の暗号通貨およびNFT市場の崩壊が原因と思われる、財務上の義務違反を犯したとうわさされている。また、フェラーリはクアルコムの関連企業スナップドラゴン(Snapdragon)との技術提携も解消した。これら2社との提携解消により、チームのスポンサー収入は3000万ドル(約39億円)以上減少したとみられている。


 この不足分は、バング&オルフセンと、先月契約発表があったアメリカのソフトウェア企業ジェネシス(Genesys)によって部分的に補われるだろう。


 フェラーリは2月14日に、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツが走らせることになる新車SF-23を発表する予定だ。



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