インタープロトシリーズ/KYOJO CUPの2024年カレンダー決定。KYOJOはSFとの併催も

2024年2月16日（金）7時30分　AUTOSPORT web

　2月15日、インタープロトシリーズとKYOJO CUPは、2024年のシリーズカレンダーを発表した。インタープロトは4大会8戦、KYOJO CUPは5大会6戦を開催する。KYOJO CUP第2戦・第3戦は初めてスーパーフォーミュラ第4戦富士大会と併催となった。

　ダウンフォースに頼らずテクニックが必要となる“Kuruma”のワンメイクで争われるインタープロトシリーズは、ジェントルマンドライバーと国内トップカテゴリーで活躍するプロドライバーがそれぞれ争い、毎戦大いに見ごたえあるバトルが展開されている。

　また、2017年にスタートしたKYOJO CUPは、VITA-01を使って女性ドライバーのみで争われるシリーズ。こちらも年々コンペティションのレベルが向上しており、参戦台数も増加。こちらも毎戦のように好バトルが展開されているレースだ。

　そんなインタープロトシリーズ／KYOJO CUPは、2024年はインタープロトが4大会8戦、KYOJO CUPは5大会6戦を開催することになった。KYOJO CUPが2戦多いのは、第2戦／第3戦がスーパーフォーミュラ第4戦との併催が決まったからだ。今季、スーパーフォーミュラはJujuの参戦で注目を集めているが、同じレースウイークに勝るとも劣らぬ女性ドライバーたちの戦いを観ることができる。

　今回の併催に向けて、スーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーション（JRP）の近藤真彦会長は「モータースポーツ業界において女性ドライバーの活躍の場をつくろうと、2017年に関谷正徳さんを中心に立ち上げたのがKYOJO CUPです。私も女性ドライバーがもっと輝いてほしいと思っているひとりとして、KYOJO CUPの思想に共感し、今シーズン、7月のスーパーフォーミュラ第4戦富士大会において、KYOJO CUPと初めて併催させていただけることになりました」とコメントを寄せた。

「アジア最高峰のスーパーフォーミュラとともに、トップクラスの女性ドライバーたちの戦いをご覧いただくことで、将来ひとりでも多くの少年少女がレーシングドライバーという職業に憧れ、目指せるよう、ともに尽力してまいります。KYOJO CUPの発展を、ぜひ一緒に応援しましょう！」

　そして、両シリーズを立ち上げ牽引してきた関谷正徳プロデューサーは「2017年に立ち上げたKYOJO CUPは、今年で8年目のシーズンを迎えることとなります。今年は大きな進展として、スーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーション様とパートナーシップを結ぶことにより、第4戦富士大会でのKYOJO CUPの併催が決定いたしました。これはKYOJO CUPにとって非常に大きなステップになると考えています」とコメントした。

「KYOJO CUPに参戦する女性ドライバーたちの活躍により、最近ではかなりの勢いでこのレースへの注目度が増してきています。スーパーフォーミュラの舞台をお借りすることで、より多くの女性ドライバーや女性カーターがKYOJO CUPの魅力を知り、それをきっかけにしてKYOJO CUPを目指して頑張ってくれることを期待しています。今後はカート業界とも手をつないで女性のモータースポーツ活動をサポートしていきたいとも考えています。もちろん、近年増えているクルマ好きの女性にも、KYOJO CUPに興味を持ち、積極的に参加してほしいと期待しています」

「一方、プロドライバーが完全なるイコールコンディションの中で、その腕を競い合うインタープロトシリーズは、今年で12年目のシーズンとなります。スーパーフォーミュラやスーパーGTで活躍する国内トップドライバーたちの熾烈なバトルは、モータースポーツファンならずとも思わず手に汗握ってしまうほどの興奮を感じていただけることと確信しています。また、ジェントルマンドライバーのレースも年々激しさを増し、プロ顔負けのバトルが毎戦生まれています。こちらのレースも必見です。今シーズンもふたつのシリーズの魅力をたくさんの方へお届けできるよう頑張ってまいります。皆様の応援をよろしくお願い致します」