恒例の“MLBパワーランキング”第1弾を米メディアが発表 ドジャースが順当にトップにランクイン「開幕時点で他を圧倒する最強チーム」
2025年2月18日(火)16時24分 ココカラネクスト

大谷をはじめとするタレント揃いのドジャースは今季も大本命だ(C)産経新聞社
いよいよMLBは各球団ともスプリングトレーニングがスタートし、連日、その様子が各メディアを通じて伝えられている。新シーズンへの始動とともに、米スポーツサイト『CLUTCHPOINTS』が2月15日、「2025 MLBパワーランキング Vol.1」と銘打ったトピックを配信している。
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これは今オフに行われた選手の移籍、各球団の補強の内容を踏まえ、同メディアが独自にランク付けしたもの。1位にはやはりドジャースが選ばれており、「オフシーズンに10億ドルを費やせばランキングトップになるのは当然だが、さらに完璧な補強を続ければその座は盤石になる」などと指摘。
また、ブレイク・スネル、佐々木朗希の獲得を振り返りながら、「先発ローテーションを強化し、リリーフ陣にはタナー・スコットとカービー・イエーツを迎えた。加えてテオスカー・ヘルナンデス、キケ・ヘルナンデス、クレイトン・カーショウも残留。2025年開幕時点で、ドジャースは他を圧倒する最強チームだ」と評している。
そして2位に入ったのは同じく今オフの補強で注目を集めたメッツ。「昨季は『つなぎの年』とされ、若手育成とワイルドカード争いをしながら、『デッドマネー』が帳簿から消えるのを待つはずだった。だが実際にはナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)まで勝ち上がり、オフにはフアン・ソトを獲得して強力なラインナップを形成した」などと、昨季とは一転、大きな期待が懸かるシーズンであると見通している。
また3位以下にも、昨年のポストシーズン進出を果たした球団が並んでおり、ブレーブスがメッツに続いた。同メディアは、「昨季は期待を裏切る結果に終わったが、多くの主力をキープしている」と主張。その上で、故障で戦列を離れているスペンサー・ストライダー、ロナルド・アクーニャJr.が復帰間近であるとして、「2人が揃えば、昨季よりも競争力のあるチームになり、ナ・リーグ東地区の覇権争いに加わるはずだ」と説いている。
4位には昨季世界一を争ったヤンキース。ソトがFAでチームを離れたものの、「このオフ、より良くなったと信じている。マックス・フリード、デビン・ウィリアムス、コディ・ベリンジャー、ポール・ゴールドシュミットの大型補強で、守備と投手力が向上したはずだ」と評価。5位ではフィリーズがランクされ、「昨季の最も過小評価されているチームかもしれない。前半戦はナ・リーグ東地区を独走していた」などと振り返っている。
上位にはそれぞれ納得のチーム名が記されている今回のランキングだが当然、今後順位の変動がみられることは確実。特に、大型補強が話題となっているドジャース、メッツへの評価がどのように変わっていくのかなどにも、ファンの関心が集まることになるだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]