MLBトップの「1.06」の衝撃 “生ける伝説”カーショウが語った山本由伸の“進化”「本当に簡単に見せる。最高の投手だ」

2025年4月28日(月)17時0分 ココカラネクスト

今季はドジャースの「エース」として君臨する山本。(C)Getty Images

 メジャー2年目を迎え、ドジャースの山本由伸はそのポテンシャルを存分に発揮している。

 怪我による離脱期間も少なくなかった1年目からの成長ぶりは数字が如実に物語る。いまだ開幕約1か月というスモールサンプルながら、今季はここまで6試合に先発し、3勝(2敗)。防御率はメジャー全体トップの1.06で、WHIP1.00、被打率.190と軒並みハイアベレージをマークしている。

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 また、奪三振率(11.38)もナショナル・リーグ全体5位の数値を記録。一連の堂々たるスタッツは、いかに今の山本が支配的な投球を披露しているかを示している。

 オリックス時代に3年連続での沢村賞受賞を果たし、NPBを“牛耳った”山本の能力を思えば、必然の結果と言えるかもしれない。しかし、舞台は「世界最高峰」と言われるメジャーリーグ。異次元のパワーを持つ強打者たちを相手にエース級の働きを見せるのは、やはり凄まじい。

 実際、日本人右腕の快投ぶりには、メジャーの酸いも甘いも知る大物も舌を巻く。米紙『Los Angeles Times』で「最高の投手だ」と語ったのは、クレイトン・カーショウだ。

 MLB通算212勝を誇る球界の生ける伝説は、今月18日のレンジャーズ戦で、メジャー屈指の剛腕ジェイコブ・デグロムと投げ合った山本の登板内容について「あの二人、投げる時はああいう風にあるべきだ」と強調。「流れるようで、楽に手を出させてしまう。それが投げるべき方法だ。あの日のデグロムとヤマは本当に簡単に見せてしまった。最高の投手だね」と回想した。

 さらに1年目からの山本の成長ぶりを「それが人間の本性だ。1年も異なる環境にいれば、そこが快適になって、順応する。そして成功すると、自信も持てる」と指摘するカーショウは、こう漏らしている。

「ヤマは自分に必要なスタイルっていうものを本当によく学んだと思うんだ。それもかなりの速さでね」

「彼のやっていることが複雑なことだとは思わない。どんなビジネスでも、どんな道でも、人生と同じだ。成功すればするほど、より快適になり、より自信を持てるようになる」

 百戦錬磨の大投手が賛辞の言葉を並べる。この事実こそ、山本の現況を大いに物語っていると言えよう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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