5回4四球3失点の山本由伸は「らしくない内容」とドジャース指揮官 「単純に少しズレていた」復調に期待
2025年4月26日(土)14時58分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース0—3パイレーツ(2025年4月25日 ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手(26)が25日(日本時間26日)、本拠でのパイレーツ戦に先発。5回5安打3失点(自責1)、メジャー自己最多の4四球を与えるなど制球に苦しみ今季2敗目を喫した。
試合後、ロバーツ監督は山本について「今夜はヨシらしくない内容だった」と振り返り「コマンド(制球力)がうまくいっていなかった。速球でも変化球でも、狙ったところを少しずつ外していた。特に初回に球数が多くなりました」と細かな制球に苦しんでいたと指摘した。
そして「2死からのヒットで得点を許した場面もあって、これも彼らしくない部分でした」とし「普段は素晴らしい制球力を持っている投手なので、今夜は単純に少しズレていたという印象」と次回登板に期待を寄せた。
山本は初回、先頭・クルーズをフルカウントから四球で歩かせると、次打者・レイノルズの打席で二盗を許し、2死から4番・バルデスにスプリットを右前へ弾き返され、先制点を失った。
2回も先頭・フレージャーを四球で出すと、続くカイナーファレファに左前打を許し無死一、二塁とピンチを広げたものの後続を断って無失点で切り抜けた。3回も先頭・マカチェンを四球で出したが、1死からヘイズをニゴロ併殺。4回は3者凡退とリズムを取り戻した。
ところが、5回、先頭のデービスをゴロに打ち取ったものの三塁手・マンシーが一塁へ悪送球。失策で二塁まで進まれると、次打者・クルーズに右前適時打を許し2点目を失った。
さらに1死からマカチェンに左前打を許すなど2死一、三塁のピンチを招くと、ヘイズにも中前適時打を浴び3失点目。マウンド上で悔しそうな表情を見せた。
メジャー自己ワーストの4四球、打者24人のうち、13人に対し初球ボールと制球に苦しみ、5回で94球と球数を費やした。