悪質タックル被弾も大ブーイング 三笘薫への敵ファンの非情さに英メディア反発「ミトマはどうすることもできなかった」

2024年2月19日(月)12時16分 ココカラネクスト

ホルゲイトの深いタックルを受けた三笘。咄嗟の受け身がなければ、もしかすると……。(C)Getty Images

 あまりに危険だったタックルと、異様とも言えるスタジアムの反応に疑問の声が上がった。

 物議を醸したのは、現地2月18日に開催されたプレミアリーグの第25節で、三笘薫が所属するブライトンが、敵地でシェフィールド・ユナイテッドと対戦した一戦でのワンプレーだ。

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 5-0で大勝を収めたブライトンだったが、試合後に現地メディアでも大きくクローズアップされたのは、11分の攻防だ。左サイドでボールを持った三笘がドリブル突破を試みると、相手DFのメイソン・ホルゲイトが斜め横から鋭いタックルを炸裂したのだ。

 幸いにも大事には至らなかった。それでもホルゲイトのスパイクの裏は三笘の軸足となった左太もも付近を直撃。前方方向に数メートルだけすっ飛んだ26歳の日本代表MFが苦悶の表情がタックルの危険さを物語っていた。

 VAR判定の末に一発退場を命じられたホルゲイトは、「なぜだ」と言わんばかりの表情。このレフェリーへの抗議に呼応するように本拠地ブラモール・レーンのホームサポーターからはピッチで苦しむ三笘に容赦のないブーイングが浴びせられた。

 対峙した際に後手に回っていたホルゲイトのプレーが、警告覚悟のレイトチャージだったのは明らかだった。ゆえにシェフィールド・Uのサポーターたちの反応には疑問の声が上がった。アイルランドの大手ブックメーカー『Paddy Power』は公式X(旧ツイッター)で「観衆はなぜか残りの時間、ずっとミトマにブーイングをし続けた」と指摘した。

 また、ブライトンの地元紙『Sussex World』は、ホルゲイトのプレーを「クレイジーな決断」と糾弾。シェフィールド・Uファンによる“攻撃”の的ともなった三笘について「いかに酷いタックルだったかはリプレイを見れば一目瞭然だ。ミトマはあのチャレンジに対してどうすることもできなかった。本当に恐ろしい」と慮った。

 その後は76分までプレーした三笘。大きな怪我もなかったのは幸運だった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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