新型V8オープントップGT、『フェラーリ・ポルトフィーノ』がジャパン・プレミア

2018年2月21日(水)15時50分 AUTOSPORT web

 2017年のフランクフルト・モーターショーでお披露目されたフェラーリ最新のラグジュアリー・オープントップGT、『フェラーリ・ポルトフィーノ』が日本初上陸。2月19日にジャパン・プレミアが行われた。


 跳ね馬の伝統を受け継ぎながら、ユーザー層の拡大を実現した成功作『フェラーリ・カリフォルニア』、同『カリフォルニアT』の実質的後継車として登場したこの『フェラーリ・ポルトフィーノ』は、イタリアの世界的景勝地であり、リグリア州リビエラの風光明媚な海岸沿いの街、ポルトフィーノにちなんでネーミングされた。


 フロントに搭載されるのは2016〜17年と2年連続で『インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー』を受賞した3855ccのV型8気筒直噴ツインターボで、最高出力600cv、最大トルク760Nmを発生。0-100km/h加速3.5秒というフェラーリ・ファミリーの名に恥じない動力性能を有する。


 さらにエンジン制御ソフトウェアの見直しにより、先代の『カリフォルニアT』のパワーユニットよりも出力を40cv向上させ、オープントップモデルに相応しいサウンドチューニングも施された。


 エクステリアのデザイン刷新に合わせてビークルダイナミクス特性も完全に見直され、このクラスのモデルとしては初搭載となる第3世代の電子リヤ・ディファレンシャル(E-Diff3)には、F1-Tracをマッチング。


 この組み合わせにより、メカニカルグリップだけではなく限界域でのコントロール性も改善され、こちらもクラス初採用のEPS(エレクトリック・パワー・ステアリング)とE-Diff3とを統合することで、高速走行時の安定性を犠牲にすることなくステアリングレシオを7%引き下げ、 ステアリング・レスポンスをさらに向上させている。

成功作『フェラーリ・カリフォルニア』、同『カリフォルニアT』の実質的後継者として登場した『フェラーリ・ポルトフィーノ』
第3世代の電子リア・ディファレンシャル(E-Diff3)やF1-Tracに加え、クラス初のEPS(エレクトリック・パワー・ステアリング)も採用
2年連続で『インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー』に輝く3855ccのV型8気筒直噴ツインターボを搭載


 また、磁性流体(MR)ダンピングシステム(SCM-E)は、デュアルコイル・テクノロジーの採用によってロールを抑え、荒れた路面における衝撃吸収能力の向上に貢献。これにより『フェラーリ・ポルトフィーノ』は極上の乗り心地を備えた、よりダイナミックかつレスポンスに優れたモデルに仕上がった。


 跳ね馬のオープンモデルに期待されるインテリアでは、新機能として10.2インチ・タッチスクリーン画面のインフォテインメントシステムや、ルーフを開いた時も閉じた時でも快適性を向上させる新エアコン・システム、新型ステアリングホイールなどを採用。


 18通りに調整可能な電動シートと、新デザインバックレストの採用によってリア・パッセンジャーの足元のスペースが格段に拡げられたほか、そのパッセンジャーシートの前方には上級モデルのV12ベルリネッタたちと同様にパッセンジャー・ディスプレーも装備された。


 オープントップ・ドライビングの際にキャビンに流入するエアフローを30%削減し、風切り音を低減させる新ウインドディフレクターも採用され、低速走行中であってもわずか14秒で開閉可能なリトラクタブル・ハードトップと合わせて、クーペコンバーチブルとしての利便性、快適性を磨き上げている。


 このセグメントに新境地をひらく新型GTとして登場した『フェラーリ・ポルトフィーノ』は、車両本体価格が2530万円となっている。

V8の官能的な排気音をオープンエアで楽しめるよう、サウンドにも入念なチューニングが施された
フロント245/35、リヤ285/35の20インチ。カーボンセラミックブレーキは390mm径を誇る
Bianco Italia(白)のボディにBlu Stering(紺)のインテリアを配した『フェラーリ・ポルトフィーノ』のジャパン・プレミアには約300名のゲストが招かれた

公式ウェブサイト:http://portofino.ferrari.com


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