王者・武居由樹、モロニー退けた天心に「プレッシャーを捌いていた天心はすごい」 挑戦者の資格あり?「言っている通り、いつでも」
2025年2月24日(月)22時42分 スポーツ報知
3-0判定勝利の那須川天心はリング上で武居由樹と握手 (カメラ・堺 恒志)
◆プロボクシング ▽53・9キロ契約10回戦 ○那須川天心(判定)ジェーソン・モロニー●(24日、東京・有明アリーナ)
WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の那須川天心(26)=帝拳=が、前WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)に判定勝ち。試合後のリング上では、観戦に訪れたWBO同級世界王者の武居由樹(大橋)に対戦を申し込んだ。
天心の勝利を祝い、握手を交わした武居。試合を振り返り「予想通り。天心の気持ちが見えたのはよかった。判定でポイントをつけて勝つだろうなと。運動量がすごい。(パンチを)もらっても修正する力が見えた、すごいなと」と、評価した。昨年5月、武居はモロニーに判定勝ちして世界王座を奪還。この日、1回から前に出たモロニーについて「自分とやった時と違うスタイル」と語り「自分が12ラウンド目にやられたスタイルを(最初から)。プレッシャーをしっかり捌いていた天心はすごい」とうなった。
昨年12月に右肩を故障し、2度目の防衛戦を延期している武居。「自分もケガで延期してもらっている立場。強くは言えない」としつつ、天心の挑戦者としての資格については「もちろん、自分はずっと言っている通り、いつでもやりますと」と歓迎。「まずはやらないといけないことをクリアして、どこかでやれるチャンスがあれば」と見据えた。