「愚かな警告で出場停止に」久保建英の退場シーンに現地メディアは辛辣評価「バルサ戦に出場できなくなった」
2025年2月26日(水)16時50分 ココカラネクスト
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久保の退場はチームにとって痛手だ(C)Getty Images
ラ・リーガ第25節が現地時間2月23日に行われ、久保建英の所属するレアル・ソシエダは本拠地でレガネスと対戦、3-0で勝利し、2試合ぶりの勝ち点3獲得となった。右ウイングで先発した久保もこのゲームでは追加点となるゴールを決め、勝利に貢献。だが相手選手との口論からイエローカードを掲示され、累積により次節出場停止になるという、やや後味の悪さも残るゲームとなった。
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試合は序盤からレアル・ソシエダのペースで進んだ。12分にアルセン・ザハリャンのゴールで先制すると、15分にも久保のスルーパスを起点に、ザハリャンの決定的なシュートが枠をとらえた。相手GKのビッグセーブで防がれるも、スタジアムを大きく沸かせている。
サイドを変えながらチャンスメイクを試みていた久保は後半早々の48分、敵陣右サイドから独特のリズムでドリブルを仕掛けペナルティエリア内に侵入、最後は左足でゴール逆サイドに鮮やかに蹴り込み、チーム2得点目をもたらしている。
だが久保はその後、攻撃時にレガネスのレナト・タピアとの接触から激高。掴みかからん勢いでエキサイトし、両チームが割って入り引き離される事態にまで発展。結局、レフェリーから当事者それぞれにイエローカードが出され“喧嘩両成敗”となるも、このカードで久保は今季5枚目、次節バルセロナ戦が出場停止となってしまう。
試合終盤にホンアンデル・オラサガスティがダメ押し点を決め、レアル・ソシエダは快勝。65分までプレーした久保もマン・オブ・ザ・マッチに選出されるなど勝利の原動力となった。だが、現地メディアからはパフォーマンスを称えるとともに、カードを受けたことへの厳しい指摘も送られているようだ。
スポーツサイト『El DESMARQUE』でのゲームレポートでは、「後半開始と同時に、タケフサ・クボがアクセルを踏み込んだ。おなじみのプレーで相手を翻弄し、ロッカールームから出た直後の見事なゴールを決めてレアル・ソシエダの勝利を大きく手繰り寄せた」として、貢献度の高さを評価。
また、同じく現地メディア『MUNDO DEPORTIVO』では得点シーンを絶賛しながらも、「タピアと喧嘩して愚かなイエローカードを受けてしまい、バルサとの試合に出場できなくなった」と振り返っている。
この日の試合では終始、プレーのクオリティの高さを発揮していた久保。残念ながら次戦の古巣とのゲームでは、ピッチ外から味方の戦いを見守ることとなってしまった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]