「中山礼都に負けないよう、頑張ります」坂本勇人37歳シーズンの"現在地" 若手内野手に堂々のライバル宣言で注目される「ホットコーナー争い」
2025年2月28日(金)12時42分 ココカラネクスト

坂本も若手に定位置を譲るつもりはない(C)産経新聞社
巨人のし烈なポジション争いが注目されている。
外野ポジションにおいては、新外国人、トレイ・キャベッジが右翼に回ることになり、中堅を丸佳浩、左翼が昨年の交流戦でも存在感を示したエリエ・ヘルナンデスが固める布陣。開幕まで残り試合が限られてきた中、目指すポジション獲りに若手は猛アピールが必要となりそうだ。
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またひそかに注目となっているのはホットコーナーといわれる三塁をめぐる争い。昨年は遊撃からコンバートとなったベテランの坂本勇人が確かな守備力を見せ、チームを支えた。ただ長くチームを支えてきた背番号6も今季は37歳シーズンとあって、攻守にどんな影響を与えるかも注視されている。
その坂本は27日夜に放送された「さまぁ〜ずスタジアム 宮崎キャンプSP」(BS日テレ)に出演。今季の意気込みを聞かれて「(若手に)負けないですね」ときっぱり。さらに続けて「中山礼都に負けないように頑張ります!」と現在、ポジション争いを繰り広げる若き内野手にライバル宣言も。口調は冗談めかしていたが、本音であることは間違いないだろう。
三塁ポジションをめぐっては、実戦でも好調な打撃が光る5年目内野手の中山礼都、またドラ3ルーキーの荒巻悠もオープン戦で安打を放つなど、アピールを続けている。
長くチームの主力を務めてきた坂本に関して阿部監督も「元気ならば」定位置を任せたい考えを示しており、今後の開幕までの道のりが注目されている。
今季は同級生、田中将大が加入したこともファンの間で関心を高めている。小学生時代に同じチームで過ごし、その後、時を経て再び同じチームで戦うというめぐり合わせに巨人のみならず、他球団ファンからも応援の声が多くあがっている。
今季は史上8人目となる2500安打に挑むシーズンともなる。残り85本、日本一奪回を目指す中で、若手にとって高い壁であり続けられるか。背番号6の挑戦に今年も注目が高まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]