阪神・佐藤輝 5度目春季キャンプ満点締め 実戦7試合で打率・412、課題の守備も上達「非常に充実」
2025年3月1日（土）5時15分 スポーツニッポン
阪神・佐藤輝が、5度目の春季キャンプを満点で締めた。攻守に進化を遂げた1カ月を「非常に充実」と総括。キャンプ序盤、糸井臨時コーチと行ったクリケットバットを使った打撃練習では「面」で打つ意識を植え付け、最終的には全方向へ理想のポイントで打つ技術を体得。実戦7試合で打率・412（17打数7安打）、2本塁打。凡打の内容にも納得し、「調子の波」の解消にも近づいている。
「自主トレでやってきたことを継続しながら、さらにアップデートできたと思う。自分の能力を高めて、練習で（周囲に）姿勢を見せられたらな、と思っていた。良かった」
主砲の自覚を漂わせ、春の鍛錬を終えた。最終日のフリー打撃でも、右翼後方の防球ネットを越える豪快弾。昨季両リーグワーストの23失策を犯した課題の守備も連日の特守で上達の一途をたどり、「（手応えを）凄く感じる」と言い切った。藤川監督に率いられ、生まれ変わった背番号8に死角なし。「3・28」へ、一直線に突き進むのみだ。（八木 勇磨）
