ジープの現行『グランドチェロキー』に、右ハンドル生産終了に伴う最後の限定車が登場
2025年3月5日(水)18時0分 AUTOSPORT web

名門Jeep(ジープ)ブランドのフラッグシップに君臨する『Grand Cherokee(グランドチェロキー)』に、ブラックバッジやグロスブラック塗装のアルミホイールを装備した限定車“Final Edition(ファイナル・エディション)”が登場。右ハンドル仕様車の生産終了により、同限定車が日本で発売されるグランドチェロキーの最終モデルとなり、3月15日より100台限定で発売開始となる。
日本導入時には、全長5m越えの3列7名乗車仕様『Grand Cherokee L(グランドチェロキーL)』が先行していた現行モデルだが、今回のベースとなる2列5名乗車の“Limited(リミテッド)”グレードは、標準ボディ仕様となり全長4900mm、全幅1980mm、全高1810mm、ホイールベースは2965mmと、7人乗り仕様に対して全長が約300mm、ホイールベースが125mm短縮され、最小回転半径は6.0mを実現するなど取り回し性にも優れる。
さらに最高出力272PSと最大トルク400Nmを発生する2リッター直列4気筒直噴ガソリンターボに8速オートマチックトランスミッションを組み合わせるなど、おなじみとなったレギュラーガソリン仕様であることも含め、燃料消費を最小限に抑制する高い経済性も誇る。
そんな同車は、前述のとおり右ハンドル仕様車の生産終了が決まっており、この限定車が日本で発売される最終モデルの位置付けに。先代モデルでシリーズ化され好評だった、ブラックアクセントがコンセプトの“Altitude(アルティテュード)”よりインスピレーションを受け開発され、これらがモチーフの限定車は約6年ぶりの登場となる。
往年のWagoneer(ワゴニア)後継として1993年に登場した初代から、このグランドチェロキーはラグジュアリーSUVとしての存在感を鮮明に打ち出し、SUVとして初めて運転席側にエアバッグを搭載するなど、SUVのオンロード性能、操縦性、快適性に新たなスタンダードを打ち立てた。
そんな通算5世代を数える歴史を掲げた“Final Edition”バッジや、フロントの“Jeep”ロゴをはじめ4×4や車名のエンブレムもブラックバッジ仕様に。脚元の18インチアルミホイールもグロスブラック塗装とされるなど、シックかつ精悍な装いとされる。
インテリアも最新世代に相応しい質感が備わり、フルカラー10.25インチのメータークラスターに、おなじみUコネクトには10.1インチのタッチパネルを搭載。木目調のリキッドクローム・インテリアアクセントや、フロント電動8ウェイパワーシートに2列目シートヒーターも備える。
ボディカラーは人気のブライトホワイト(30台)に、バルティックグレーメタリックC/C(70台)の2色が用意され、価格は810万円(税込)となっている。詳細は公式サイト(https://www.jeep-japan.com/special_models/grand_cherokee_final_edition.html)まで。

