フル出場の大迫が先制点をアシスト…ケルンはシュトゥットガルトに逆転負け

2018年3月5日(月)1時55分 サッカーキング

先制点をアシストした大迫勇也(中央) [写真]=Bongarts/Getty Images

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  ブンデスリーガ第25節が4日に行われ、FW大迫勇也が所属するケルンとFW浅野拓磨が所属するシュトゥットガルトが対戦した。大迫はこの試合でも先発メンバーに名を連ね、これで3試合連続となるスタメン出場を果たした。

 前節のフランクフルト戦でタイフン・コルクト監督就任後では初となるメンバー入りを果たした浅野だったが、この試合では再びメンバー外となっている。

 試合が動いたのは7分。中盤でボールを受けた大迫がペナルティエリアぎりぎりに位置していたクラウディオ・ピサーロにパスを通すと、そのままエリア内に侵入したピサーロが左足で狙い澄ましたシュートを放ってゴールネットを揺らした。大迫のアシストから39歳の大ベテランが勝負強さを見せつけ、ホームのケルンが先制に成功する。

 37分にはケルンの選手が相手GKの手から掻き出したボールをゴール近くで受けた大迫がネットを揺らしたものの、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による検証の結果、GKへのファールという判定が下されてゴールは認められなかった。

 アウェイチームが反撃を見せたのは45分。エリク・トミーが右サイドから上げたグラウンダーのクロスを中央で待っていたマリオ・ゴメスがゴールに蹴り込み、頼れるエースの活躍によってシュトゥットガルトが同点に追いつく。

 さらに前半アディショナルタイム、ゴメスが体勢を崩しながら放ったシュートをケルンのGKティモ・ホルンが痛恨のクリアミス。ディフェンダーがかき出す前にボールはゴールラインを割っており、シュトゥットガルトが思わぬ形で逆転に成功する。

 後半に入ってからもシュトゥットガルトは勢いそのままにチャンスを作り出す。57分に右サイドでボールを受けたアンドレアス・ベックが、カットインから左足でシュートを放つ。グラウンダーの一撃がゴールに突き刺さり、シュトゥットガルトがリードを2点に広げた。

 ケルンも86分に反撃を見せ、ゴール左前で得たFKをミロシュ・ヨイッチが見事なコントロールで直接蹴り込み1点差まで詰め寄る。その後もケルンは攻勢を仕掛けたが、3連勝中のシュトゥットガルトから同点ゴールを奪うことはできなかった。

 試合はそのまま終了し、好調を感じさせる逆転劇を見せたシュトゥットガルトが連勝を4に伸ばした。ケルンは前節に続く連勝を飾ることはできず、残留に向けて痛い黒星を喫している。なお、先発出場でアシストを記録した大迫はフル出場を果たしている。

【スコア】
ケルン 2−3 シュトゥットガルト

【得点者】
1−0 7分 クラウディオ・ピサーロ(ケルン)
1−1 45分 マリオ・ゴメス(シュトゥットガルト)
1−2 45+2分 マリオ・ゴメス(シュトゥットガルト)
1−3 57分 アンドレアス・ベック(シュトゥットガルト)
2−3 86分 ミロシュ・ヨイッチ(ケルン)

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