ボーフム、最下位ケルンとドローで連勝ならず…浅野拓磨は再三チャンスに絡むも無得点

2023年11月12日(日)5時2分 サッカーキング

ケルン戦に先発出場した浅野拓磨(左)[写真]=Getty Images

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 ブンデスリーガ第11節が11日に行われ、ボーフムとケルンが対戦した。

 今シーズンのブンデスリーガで開幕から9戦未勝利と苦しいスタートを切った14位ボーフム。そんななかで迎えた前節は、日本代表FW浅野拓磨が2ゴールを挙げる活躍を見せ、退場者を出したダルムシュタットを下し初白星を手にした。連勝を目指す今節は直近2試合勝利のない最下位ケルンを本拠地に迎えての一戦。2試合連続ゴールに期待がかかる浅野は11試合連続でスタメンに名を連ねた。

 序盤から両チームがチャンスを作り合う展開に。最初のチャンスは2分のボーフム。ピッチ中央付近でこぼれ球を拾った浅野がドリブルで持ち上がり、左を並走するフィリップ・ホフマンへ展開するもシュートはGKの正面へ。対するケルンは15分、左CKからチャンスを作ると、最後はユリアン・シャボーが右足のダイレクトボレーで狙うもシュートはGKの正面へ飛び、先制点とはならなかった。

 22分、ボーフムは敵陣右サイドでの細かいパス交換を起点に、ボックス内のホフマンへボールが渡る。ポストプレーを受けたモーリッツ・ブローニ・クヴァルテングが至近距離からシュートを放ったが、ケルンのGKマルヴィン・シュヴェーベの好セーブに阻まれる。25分には右サイドの敵陣深くへ侵入したケヴィン・シュテーガーが中央へ折り返すと、ホフマンのシュートのこぼれ球を最後はルーカス・ダシュナーが押し込みボーフムが先制に成功した。

 試合を優位に進めるボーフムは35分、ホフマンのスルーパスに浅野が抜け出すも、カバーに入ったDFの対応に遭いシュートまで持ち込むことができない。前半はこのまま1−0で折り返した。

 後半最初のチャンスもボーフム。49分、シュテーガーの横パスを受けたホフマンがダイレクトでボックス内へスルーパスを供給し、抜け出した浅野が右足でシュートを放ったが、これもGKシュヴェーベが好セーブ。浅野は52分にもGKからのパントキックでボックス内右へ抜け出し積極的にシュートを放ったが、枠内に飛ばすことはできなかった。

 54分、劣勢だったケルンが試合を振り出しに戻す。自陣中央でのボール奪取を起点にショートカウンターを発動すると、左サイドを駆け上がったリントン・マイナがゴール前へグラウンダーのクロスを供給。ファーサイドに走り込んだダヴィー・ゼルケが右足のダイレクトシュートでネットを揺らした。勢いに乗るケルンは60分、途中出場のヤン・ティールマンがボックス手前で右足を振り抜くも、強烈なシュートはGKマヌエル・リーマンの好セーブに阻まれた。

 追いつかれたボーフムは66分、シュテーガーのクロスがDFに当たってボックス内へこぼれると、走り込んだダシュナーが右足でプッシュ。しかし、至近距離からのシュートは左ポストに嫌われ、この日2ゴール目とはならなかった。69分には浅野に決定機が到来。シュテーガーの直接FKを相手GKシュヴェーベが片手で弾くとこのボールに反応。頭で押し込みにかかったが、枠を捉えることができなかった。

 ホームの大声援を受けるボーフムは72分、左CKを獲得すると2選手が立て続けに至近距離からシュートを放ったが、どちらもケルンのGKシュヴェーベがスーパーセーブ。一方のケルンも76分、スルーパスに抜け出したゼルケがボックス内でシュートを放つも、GKリーマンにセーブされ勝ち越しならず。その後はボーフムが優位に試合を進めたものの、最後まで勝ち越しゴールを奪うことはできず、試合は1−1で終了した。なお、浅野は81分までプレーしている。

 次節、ボーフムは25日にアウェイでハイデンハイムと、ケルンは24日にホームでバイエルンと対戦する。

【スコア】
ボーフム 1−1 ケルン

【得点者】
1−0 25分 ルーカス・ダシュナー(ボーフム)
1−1 54分 ダヴィー・ゼルケ(ケルン)

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