「ノーモア・オドーア」の入念な調査…どうなる巨人の一軍外国人5枠 投手陣の“やりくり”こそVへの絶対条件

2025年3月6日(木)12時0分 ココカラネクスト

オープン戦からアピールを続けているキャベッジ。(C)産経新聞社

 評論家の予想では、V候補の本命であることは揺るぎません。

 昨年、4年ぶりのセ・リーグ優勝を成し遂げた巨人です。続くクライマックス・シリーズ最終ステージでDeNAに敗れ、日本シリーズ進出を逸したこともあり、オフの間は戦力補強に着手。日本一奪回に相応しい重厚な戦力が整ったのは、ファンの誰もが知るところです。

【動画】巨人新助っ人キャベッジが逆方向へ二塁打を放ったシーン

 中でも2月中、キャンプで評判だったのは新加入のトレイ・キャベッジ選手です。一塁の守備こそミスが相次いだものの、バットは期待通り。逆方向に強い打球を放てることから、チームとしても補強ポイントだった5番打者を任されることが濃厚です。

 来日2年目のエリエ・ヘルナンデス外野手も好調をキープ。昨シーズンは途中加入ながら56試合に出場し、打率.294、8本塁打、30打点。得点圏打率は.352と勝負強さを発揮しました。3月1日のオープン戦・ヤクルト戦(東京ドーム)で左中間にホームランを放つなど、この二人が左翼、右翼の守備を担うのは「当確」な情勢です。

 現在、一軍登録が可能な外国人枠は5で、各試合でベンチ入りできるのは4人まで。となると、問題は外国人の一軍登録の残り3枠がどうなるか。

 先発候補のサウスポー、フォスター・グリフィン、中日から移籍した新守護神のライデル・マルティネス、右のセットアッパー、カイル・ケラーに、左のアルベルト・バルドナードと4投手はいずれも開幕スタンバイOK。助っ人については近年にないハイレベルな陣容が揃ったと言えるでしょう。

 スポーツ紙のデスクは言います。

「去年の開幕前には新加入の強打者であるルーグネッド・オドーアがオープン戦での不振から、阿部慎之助監督に二軍調整を通達され、これを不服として緊急帰国してしまったという出来事がありました。

 結果的にこれでピリッとしたチームは4年ぶりのリーグ優勝を果たすわけですから、阿部監督の判断は正しかったと言えます。しかし、オドーアの性格面も含めた調査が不足していたという指摘もあった。そのため、その後は人柄、性格面も獲得する際の材料とし、『ノーモア・オドーア』へ入念な調査をしたとの話です」

 助っ人の全員が好調ではありますが、誰か一人が開幕前に二軍行きを通告されることになります。

「グリフィンとマルティネスは外せませんから、ケラーかバルドナードになるかもしれない。グリフィンを『投げ抹消』して中継ぎの二人を登録するなど、『やりくり』が注目を集める1年になりそうです。とはいえ、生身の人間ですから、長いシーズンでは不調やケガもある。危機管理という意味でも助っ人『支配下6人』は強力な態勢と言えそうです」(前述のデスク)

 選手のモチベーションに心を砕いた、首脳陣のマネジメントにも注目です。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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