インテル、テュラム&ラウタロ弾でCLラウンド16先勝! 上田綺世復帰のフェイエノールトはホームで敗戦
2025年3月6日(木)4時39分 サッカーキング
得点を挙げたラウタロ・マルティネス [写真]=Getty Images
リーグフェーズで4勝1分3敗を記録し、勝ち点「13」の19位でプレーオフに進んだフェイエノールト。ミランとの大一番を2戦合計スコア2−1で制した同クラブは、新フォーマットとなったCLでラウンド16進出を決めた。対するは、リーグフェーズを6勝1分1敗の4位で通過したインテル。フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世はこのゲームで負傷から復帰を果たしており、ベンチメンバーに名を連ねた。
試合序盤はフェイエノールトが主導権を握ったものの、均衡を破ったのはインテルだった。38分にボールを繋ぎながら相手を押し込みつつ、クリスティアン・アスラニが右サイドのデンゼル・ダンフリースに配球。深い位置でバックパスを選択し、ニコロ・バレッラがダイレクトでボックス内にクロスを入れる。ファーに飛び込んできたマルクス・テュラムがアクロバティックに合わせると、右足のアウトで放ったシュートがゴールイン。アウェイチームが先制した。
リードしたインテルは前半終盤に複数のチャンスを創出。40分にフランチェスコ・アチェルビが相手陣内でインターセプトし、パスを受けたラウタロ・マルティネスがペナルティエリア手前で右足を振り抜く。しかし、枠を捉えたコントロールショットはGKに弾かれてしまった。7分後にはボックス正面から左寄りの位置でフリーキックを獲得。アスラニが右足で直接狙ったものの、またもGKティモン・ヴェレンロイターのセーブに防がれた。
そんななか、インテルが50分に大きな追加点をマーク。ラウタロが左サイドのアレッサンドロ・バストーニに展開し、マイナスの折り返しをピオトル・ジエリンスキがダイレクトで振り抜く。一度は相手選手にブロックされるが、こぼれ球を自らペナルティエリア内で回収。最後はラストパスを受けたラウタロが冷静にゴールへと叩き込み、リードを2点に広げた。
一方のフェイエノールトも59分に上田をピッチに投入。反撃を目指すホームチームだったが、61分にヘイランド・ミッチェルがボックス内でテュラムと接触してしまい、VARの介入によってPKを与えてしまう。だが、キッカーを務めたジエリンスキのキックをGKヴェレンロイターがセーブ。フェイエノールトの守護神がピンチを凌いだ。
結局、そのまま試合は2−0で終了。インテルが敵地で先勝を収めた。セカンドレグは11日に開催される。
【スコア】
フェイエノールト 0−2 インテル
【得点者】
0−1 38分 マルクス・テュラム(インテル)
0−2 50分 ラウタロ・マルティネス(インテル)