「国際試合では有効なストレートになる」2026WBCの秘密兵器となるか 球界レジェンドOBが"国際大会向き"と絶賛した侍30歳 160キロ右腕の存在感【侍ジャパン】

2025年3月7日(金)11時51分 ココカラネクスト

齋藤のストレートの質が注目されている(C)Getty Images

 侍ジャパンは3月6日、オランダとの強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」の第2戦を京セラドームで行い、9—0で快勝。2試合連続の完封勝利をおさめた。

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 打線では5回に佐藤輝明の犠飛から始まり、右の長距離砲、大山悠輔(阪神)にも5回二死から、豪快なホームランが飛び出すなど、この回一挙に7得点のビッグイニングに結び付けた。

 また投手陣は先発の種市篤暉が2回無安打無失点2奪三振。自己最速タイの155キロを連発するなど気合の入った姿を見せると後続も8回二死まで完全リレーと、この強化試合は2試合連続で1安打完封とピッチングスタッフの優秀さが際だった。

 そんな中でも、"国際大会向き"として注目されたのは3番手で登板した齋藤友貴哉(日本ハム)だった。

 5回から登板すると先頭のヘルデルから145キロのスプリットで空振り三振を奪うと、続くケンプを遊ゴロ、最後はクロースを圧巻の152キロ直球でバットをへし折りながらの三直に仕留めた。1イニングわずか11球の快投劇を見せた。

 直球は150キロ超をマークしながら、微妙に変化する球には試合解説を務めた古田敦也氏も「いわゆる、汚いまっすぐというやつですね」と150キロを超えながら、手元で変化するとあって、相手打者も攻略に苦戦するという見方を示した。

 これには米メジャーも挑戦し、解説を務めた和田毅氏も「僕も(こういった直球を)投げたかったです」と称賛の言葉が続いた。

 同試合で解説を務め、試合後に自身がスポーツキャスターを務める「報道ステーション」(テレビ朝日系列)に生出演した松坂大輔氏も3番手で登板した齋藤について「あのストレートは魅力」としながら、「適度に荒れる、動くのは打つのが難しい。国際試合では有効なストレートになると見ていた」とコメント。

 齋藤は社会人ホンダから2018年ドラフト4位で阪神入団。22年オフに交換トレードで日本ハムへ移籍。移籍初年度の23年2月の紅白戦で右ひざを負傷。右ひざ前十字じん帯断裂の重傷で再建手術を受け、過酷なリハビリを乗り越えてきたことでも知られる。

 それでも昨季はキャリアハイの25試合に登板、1勝1敗5ホールド、1セーブ、防御率1.71、昨年9月23日の西武戦(ベルーナドーム)では自己最速の160キロをマークしていた。

 果たしてこの2試合の成果を侍ジャパンの首脳陣がいかに大会連覇がかかる来年度のWBCに結び付けていくか。それぞれの選手の今シーズンのパフォーマンスも注目されそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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