阪神・大山&佐藤輝が適時打競演! 侍JAPANコンビがスタメン復帰即快音 3、5番の存在感見せつけた
2025年3月9日（日）5時15分 スポーツニッポン
◇オープン戦 阪神4ー5DeNA（2025年3月8日 甲子園）
侍ジャパン帰りの主砲コンビがスタメンに復帰し、いきなり競演して虎党を沸かせた。
まずは3番の阪神・佐藤輝だ。1点リードで迎えた5回。1死満塁で佐藤輝はフルカウントに追い込まれながらも、左腕・庄司の外角直球を逆らわずにはじき返した。鋭い打球は左翼線ギリギリで弾み、白い粉が舞った。「フェアになって良かった」。適時二塁打となり走者2人が生還。六甲おろしの大合唱が鳴り響き、「最後に打てるところに来て良かった。タイミングの修正をしながら打てた」とうなずいた。
5番・大山も後輩に負けじと奮起した。原口が倒れ、2死二、三塁で迎えた打席。初球は見逃し、2球目は空振りと2球で追い込まれたが、4球連続チェンジアップが続いた最後の球をきっちりと仕留め、左前適時打とした。「2アウトからの打点が大事だと思うので、しっかりそこは続けていきたい」。2死からの得点で相手にダメージを与える。シーズンを想定しながらの打撃だった。3月に入り、侍ジャパンの試合を含めると3試合連続安打だ。
佐藤輝と大山は5、6日に侍ジャパンの強化試合・オランダ戦2試合に出場。強行軍をものともせず翌7日から阪神の練習に合流し、精力的に汗を流した。藤川監督は、大山について「良い形になってきていると思いますけど。順調かなと思います」と太鼓判。4番で起用される方針の森下が体調不良のため2試合連続で欠場した中で、3、5番の存在感を、昨季日本一の宿敵にしっかりと示した。（山手 あかり）
