鷺宮製作所決勝T導いた!野村工「打った瞬間」確信V弾 兄はソフトバンク内野手の勇

2025年3月10日(月)5時0分 スポーツニッポン

 ◇第79回JABA東京スポニチ大会第2日Aブロック 鷺宮製作所2—1ENEOS(2025年3月9日 横浜)

 予選リーグ7試合が行われた。鷺宮製作所はENEOSに2—1で競り勝ち2連勝。Aブロック1位で決勝トーナメント進出を決めた。ソフトバンク・野村勇内野手(28)の弟で、4番に座る工(たくみ)外野手(26)が決勝弾を放った。また、DブロックではJFE東日本の決勝トーナメント進出が決まった。

 4番の特権だ。野村は一発を狙っていた。6回2死。1ボール後の2球目、カットボールを左翼席へかち上げた。0—0の均衡を破る値千金の決勝ソロに「打った瞬間いったと思いました。去年のスポニチ大会は全然ダメだったので良かった」。23年大会の1試合2発から、昨季は3戦計1安打と不調だっただけに留飲を下げた。

 兄はソフトバンクの野村勇。かつては同じプロを目指したが、社会人5年目で主将を任されて夢は捨て、フォア・ザ・チームに気持ちを切り替えた。体重は入社時の84キロから88キロに。2年前と比べ、パワーアップした肉体が長打を生む秘訣(ひけつ)だ。幡野一男監督も「素晴らしい打撃」と絶賛。「中心選手だけど、練習でも一切手を抜かない姿勢に、周りも自然とついていく」と目を細めた。

 2連勝で予選リーグの順位決定法により、今大会一番乗りであす11日の決勝トーナメント進出を決めた。「目標は2大大会(都市対抗、日本選手権)出場ですけど、スポニチ大会から勝てば弾みがつきそうです」と野村。昨季は都市対抗、日本選手権ともあと一歩届かず。今大会優勝チームには日本選手権出場権が与えられるだけに、鼻息は荒かった。(伊藤 幸男)

スポーツニッポン

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