元燕・マクガフ「ストライク先行させようと」大谷翔平らドジャース打線3者連続三振 日本球界への思いも...

2025年3月11日(火)10時22分 スポーツニッポン

 ◇オープン戦 ドジャース6—2ダイヤモンドバックス(2025年3月10日 グレンデール)

 元ヤクルトでダイヤモンドバックス傘下に所属するスコット・マクガフ投手(35)が10日(日本時間11日)、ドジャースとのオープン戦に5番手で登板。大谷翔平投手(30)を空振り三振に仕留めるなど、3者連続三振で1回を完璧に封じた。

 マクガフは先頭・大谷に低め変化球を続け、3球三振。この打席では大谷が自打球を下腹部付近に当て、悶絶する場面もあった。

 続くエドマンもスプリットで空振り三振に仕留めると、フリーマンは見逃し三振。序盤は当たっていたドジャース上位打線をぴしゃりと封じた。

 登板後、マクガフは「よかったと思う。変化球、速球の両方でストライクに投げられた。その両方をミックスさせられることこそが成功のレシピだ」と笑顔。3球三振に仕留めた大谷に関しても「ストライクを先行させようとした。彼は本当にいい打者だから、リスペクトを抱いている。だからストライクを先行させ、それができたからこそ最後に変化球を投げられた。彼はファウルを打ち、自打球を痛がっていたが、私もいい投球ができたと思う」とうなずいた。

 昨季も大谷と対戦している右腕は「過去2年続けて対戦したよ。去年の私はラッキーだった。痛烈なゴロかライナーを二塁に打たれたんだけど、幸運にもアウトにできた」と回想。大谷とは「彼がエンゼルスにいた2年前に話したことがある。日本に共通の友人が何人かいたので、彼と会って少し話をすることができた。普段は山本と会うたびにいつも話をしているよ」と笑みを浮かべた。

 大谷や山本と話す際は「私は日本語を話そうとし、彼らは英語を話そうとする。そうやって会話になる(笑)」と笑った。

 米球界復帰2年目の昨季は26試合で防御率7・44と成績が振るわなかった。要因として「いくつか理由がある。ストライクを十分に投げられなかったし、変化球もあまり良くなかった。メインの球種であるスプリッターが機能しなかったのが大変だった。球速が少し落ち、ストライクを十分に投げられなかった。制球が良くなく、球速が落ち、メインの変化球もよくなかった、という3つのマイナス要素がすべて重なった結果だ」と反省する。

 だからこそ「このオフは球速を取り戻すことに真剣に取り組んでいる。新しい握りでスプリットを投げ、ストライクをもっと投げるように。だから、今日は良かった。今春は健康を維持し、努力を続ける必要がある」と課題に前向きに取り組み、手応えを感じているという。

 そして、「目標は常に競い合うことだ。最高レベルでプレーしたい。メジャーリーグでプレーするのは大好きだし、2年前にかなり近づいたワールドシリーズで優勝したい」とワールドシリーズでレンジャーズに敗れた2023年を悔しがり「それを味わって、どんな感じかを知りたいんだ。それが目標だ。ワールドシリーズで優勝し、その後日本に戻って、もう一度日本シリーズで優勝したい」と世界一に輝いた後は再度、日本球界復帰を口にした。

 マクガフは19年から22年までヤクルトでプレー。NPB4年間で236試合に登板し、15勝8敗、80セーブ、防御率2・94。21年には日本一に貢献した。

スポーツニッポン

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