『トヨタ86』にAE86を彷彿させる特別仕様車GT“BLACK LIMITED”登場。86台限定発売

2020年3月12日(木)16時51分 AUTOSPORT web

 トヨタはスポーツクーペの『86』に限定86台の特別仕様車『GT“BLACK LIMITED”(ジーティ・ブラックリミテッド)』を設定し、3月12日〜4月16日までの間、ホームページにて商談申し込みを受け付けると発表した。


 トヨタ86は国内最大のワンメイクレースであるTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceをはじめ、全日本ジムカーナ選手権や全日本ラリー選手権など、さまざまなモータースポーツカテゴリーで競技車両として用いられている人気車種。スーパーGT GT300クラスではマザーシャシー『MC86』のベースモデルとしてもお馴染みの存在だ。


 今回、そんな86に新設定されたGT“BLACK LIMITED”は『GT』グレードをベースに、クリスタルブラックシリカのボディカラーを設定。ブラックのボディにブロンズカラーが組み合わされている。


 このブラックとブロンズの組み合わせは、1986年に400台限定で発売された、AE86型スプリンタートレノ最後の特別仕様車『GT APEX“ブラックリミテッド”』を彷彿させるカラーだ。

トヨタ86『GT“BLACK LIMITED”』:フロントビュー
トヨタ86『GT“BLACK LIMITED”』:リヤビュー
AE86スプリンタートレノ特別仕様車 GT APEX“ブラックリミテッド”


 GT“BLACK LIMITED”には、ブロンズ塗装が施された17インチ専用アルミホイールが特別装備され、さらにブレンボ製17インチベンチテレーテッドディスクブレーキやSACHSアブソーバーが採用されている。また、リヤスポイラーやフロアアンダーカバーにもブラック塗装が施され、レーシーな雰囲気が磨き上げられた。


 また、インテリアもブラックに統一され、助手席前のインストルメントパネルには、ブロンズカラーのBLACK LIMITED専用ロゴが刺繍され特別感を高めている。シートは本皮×アルカンターラ素材、インストルメントパネルオーナメント、メーターバイザーなどにスエード調のグランリュクスが採用されるとともに、前席にはシートヒーターが特別装備されている。

ブラックに統一されたインテリア
助手席前のインストルメントパネルに刺繍されたブロンズのBLACK LIMITED専用ロゴ


 この特別感と上質感も醸し出されているGT“BLACK LIMITED”は、マニュアル車とオートマチック車それぞれ43台、計86台が限定発売される。価格はMT車が351万8600円(税込)、AT車が358万6000円(税込)だ。


 3月12日〜4月16日までの商談申し込み後、抽選のうえ、5月21日から全国のトヨタ販売店で発売が開始される。車両の詳細および、商談申し込みはTOYOTA GAZOO Racing公式ホームページ(https://toyotagazooracing.com/jp/86/grade/blacklimited/)まで。

トヨタ86『GT“BLACK LIMITED”』
ブロンズ塗装の17インチ専用アルミホイールとブレンボ製ディスクブレーキ
スエード調のメーターバイザー
本皮×アルカンターラ素材のシート


AUTOSPORT web

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