BMWとコルベットが特別カラーリングを披露。IMSAセブリング12時間で採用へ

2025年3月12日(水)18時41分 AUTOSPORT web


 BMW Mモータースポーツは、アメリカ・フロリダ州で開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦『セブリング12時間レース』に先駆け、ミュンヘンのメーカーの米国部門の立ち上げを記念した特別なマシンカラーリングを披露した。


 また、同レースのGTDプロクラスにエントリーしているプラット・ミラーは、2台のシボレー・コルベットZ06 GT3.R用にレトロ風リバリーを準備している。


■設立から半世紀



 今週末の3月13〜15日にフロリダの元飛行場で行われるモービル1・セブリング12時間レース。この伝統のレースを前にBMW Mモータースポーツはソーシャルメディアを通じ、同ラウンドで2台のBMW MハイブリッドV8がまとう特別なリバリーを公開した。


 エンジンカバーに大きく「50」の文字が掲示されているほか、フロントからコクピット上部にかけてはMストライプでセブリング・インターナショナル・レースウェイのコース図が描かれるなど、全体のデザインも通常の仕様とは異なっているこのリバリーは、1975年3月15日に行われたBMWノースアメリカの立ち上げに敬意を表したもの。決勝レースが行われる15日土曜は、同社の設立からちょうど50年の節目のタイミングとなる。


 スペシャルリバリーは、セブリングでのBMW3.0 CSLとV12LMRの勝利、M3 GTRとM3 GTによるALMSアメリカン・ル・マン・シリーズでのタイトル獲得など、モータースポーツにおけるBMWノースアメリカのマイルストーンのタイムラインに基づいている。


 BMWのGTPマシンのうち25号車は、フルシーズンドライバーであるマルコ・ウィットマンとシェルドン・ファン・デル・リンデのペアに、ミシュラン・エンデュランス・カップ・ドライバーのロビン・フラインスがサードライバーとして加わる。姉妹車24号車はドリス・ファントールとフィリップ・エングのペアに、元F1ドライバーのケビン・マグヌッセンが合流する予定だ。








■コルベットGTOのオマージュ


 GTDプロクラスでコルベットのGT3カーを走らせるコルベット・レーシング・バイ・プラット・ミラー・モータースポーツは、昨年はゴールドのリバリーを採用したが今季はホワイトとブルーのデザインを使用する。


 このカラーリングは、グレッグ・ピケットとトミー・リギンズが1987年のセブリングレースでクラス優勝を飾った際のマシン、モービル1がスポンサーについていたコルベットGTOのデザインがベースとなっている。


 ボブ・ライリーが設計したプロトファブ製のクルマは後に、コルベット・レーシングの長年のクルーチーフであるダン・ビンクスによって修復され、伝説のコルベット・レーシングドライバー、ロン・フェローズとともに2023年のロレックス・モントレー・モータースポーツ・リユニオンに参加した。


 今回披露されたカラーリングでは当時のコルベットGTOにあった赤が使われていないが、プラット・ミラー・モータースポーツは、この特別なカラーリングは、以前のセブリング・クラスの優勝車をベースにしたレトロなデザインだと主張している。


 週末のレースではアントニオ・ガルシア、アレクサンダー・シムズ、ダニエル・ジュンカデラが3号車をシェアし、姉妹車の4号車はトミー・ミルナー、ニッキー・キャツバーグ、ニコ・バローネによってドライブされる。







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