上田綺世先発のフェイエノールト、CL準々決勝進出とはならず…インテルが2戦合計4-1でラウンド16突破
2025年3月12日(水)6時55分 サッカーキング
先発出場を飾った上田綺世 [写真]=Getty Images
リーグフェーズで4勝1分3敗を記録し、勝ち点「13」の19位でプレーオフに進んだフェイエノールト。ミランとの大一番を制してラウンド16進出を決めた同クラブだったが、ホームで迎えたファーストレグはインテルから0−2の敗戦を喫してしまった。敵地で臨むセカンドレグに日本代表FW上田綺世は先発出場。運命の一戦が『スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ』でキックオフされた。
試合は立ち上がりの8分にインテルがスコアを動かす。最終ラインからテンポ良くボールを繋いでフェイエノールトのプレスを打開。流れるようなパス交換で前進する。ハーフライン左でボールを受けたカルロス・アウグストがワンタッチで縦に送り、マルクス・テュラムがドリブルでペナルティエリア内に侵入。2枚のマーカーを引きつけながらカットインし、豪快に右足を振り抜く。鮮やかな一撃はゴール右上に吸い込まれ、インテルが先制に成功した。
一方のアウェイチームも、38分に背後からチャージを受けたヤクブ・モデルがボックス内で転倒。VARの介入によりフェイエノールトにPKが与えられる。モデル自らキッカーを務めると、ゴール左下に決め切り同点弾をマーク。セカンドレグは1−1でハーフタイムに突入する。
そんななか、51分にインテルが再びスコアを動かす。フェイエノールトのゴールキックからプレーが再開され、ショートパスを繋ぎながらビルドアップを試みる。だが、トーマス・ベーレンのトラップが乱れてしまい、寄せてきたメフディ・タレミと交錯してインテルがPKを獲得。ハカン・チャルハノールが落ち着いてキックを沈め、再びホームチームが先行した。
先発起用に応えたい上田だったが、シュート1本で63分に交代。結局、そのまま試合は2−1で終了し、インテルが勝利を収めた。これにより2戦合計スコア4−1でインテルがラウンド16を突破。準々決勝・ファーストレグは来月9日からスタートする。
【スコア】
インテル 2−1(2戦合計:4−1) フェイエノールト
【得点者】
1−0 8分 マルクス・テュラム(インテル)
1−1 42分 ヤクブ・モデル(PK/フェイエノールト)
2−1 51分 ハカン・チャルハノール(PK/インテル)
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