「ホークスファンは本当に温かく迎えてくれる」懐かしい時を刻んだ巨人・甲斐拓也が恩返し打、一塁到達で笑み

2025年3月13日(木)5時40分 スポーツ報知

笑顔でナインを迎える甲斐拓也(中=カメラ・朝田 秀司)

◆オープン戦 ソフトバンク3—4巨人(12日・みずほペイペイドーム)

 かつての本拠地・みずほペイペイでの「凱旋打」だ。巨人・甲斐拓也捕手(32)は一塁に到達すると、柔和な笑みを浮かべた。昨季までプレーしたソフトバンクとの初対戦“初安打”をマーク。「(古巣との対戦は)すごくいろいろ考えることがありました。しっかり開幕に向けて準備していきたいと思います」と気持ちを新たにした。

 「9番・捕手」でスタメン出場し、3打席目だった4—3の7回先頭。2ストライクからバッテリーも組んだオスナの142キロスライダーに反応すると、小飛球となった打球が右前で弾んだ。この打席前までオープン戦13打数1安打だったが、この一打を今後への弾みとしたい。

 試合前練習時には敵軍の小久保監督や本多コーチらにあいさつし、柳田らとも談笑。元同僚たちとの少し懐かしい時を刻んだ。スタメン発表や打席では、古巣ファンからも温かい拍手が送られた。「すごくうれしい。ホークスファンは本当に温かく迎えてくれて本当にうれしく思っています」と感謝。一方で周東には二盗を許す場面もあったが、「あれは認めないです(笑)。でもいい緊張感の中でできたので良かったです」とうなずいた。

 交代後の試合終盤にはベンチで阿部監督の隣に座り、会話を交わした。「試合の中で、シーズンになったら捕手としてどうしていくか気になったところについて、阿部監督の考えを聞いてというのもあった。監督の野球を僕はやりたいと思っているので」。開幕まで約2週間。女房役としても、打撃面でも仕上げの調整に入っていく。(田中 哲)

スポーツ報知

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