W杯アジア最終予選。FIFAランク15位の日本、ポット2維持には負けられず

2025年3月14日(金)13時30分 FOOTBALL TRIBE

日本代表 写真:Getty Images

 日本サッカー協会(JFA)は3月13日、埼玉スタジアム2002で行われる2026FIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選2試合に臨む日本代表メンバー25人を発表した。日本は20日にバーレーン代表、25日にサウジアラビア代表と対戦するが、勝利すれば史上最速でのW杯出場が決定する。


 今回のメンバー選考では大幅な変更はなく、経験豊富な選手が中心となった。森保一監督がリスクを避けた理由の1つに、FIFAランキングの維持があると考えられている。


 FIFAランキングは試合の勝敗だけでなく、対戦相手のランクや試合の種類(親善試合・公式戦)によって変動する仕組みとなっており、W杯アジア最終予選のような公式戦ではポイントの増減が大きい。確実に勝利を収めランキングを安定させることが求められる状況の中、未知数の若手を試すよりも、安定した実績のある選手を優先する形となったと推測される。


 日本の現在のFIFAランキングは15位だが、W杯の組み合わせ抽選でポット2を維持するためには、21〜24位以内を確保する必要がある可能性が高い。2026年大会では出場国数が48カ国に拡大され、ポット1には開催国のアメリカ、メキシコ、カナダに加え、FIFAランキング上位9カ国が入ると予想される。これまでの大会と同様に、ポット2にはその次の上位国が振り分けられる見込みで、日本は現状、当落線上の位置にいる。現時点でFIFAからの確定情報はないものの、日本がポット3に落ちるリスクを回避するためには、FIFAランキングの維持が重要となる。


 もし日本が今後の試合でポイントを落とせば、16位以下の国々に抜かれ、ポット3へ転落するリスクが生じる。特にW杯本大会の組み合わせを考えれば、ポット2にとどまることは強豪国とのグループステージ対戦を避ける上で重要となる。そのため、日本は最終予選で確実に勝利を収め、ランキングを維持することが不可欠だ。

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