シュツットガルト移籍報道も…シントトロイデン藤田譲瑠チマに欧州勢関心
2025年5月17日(土)9時59分 FOOTBALL TRIBE

ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)所属の日本代表MF藤田譲瑠チマには、MF遠藤航(現リバプール)の古巣VfBシュツットガルトへ移籍する可能性が報じられているものの、ここに来て欧州他クラブが関心を寄せているという。
トルコメディア『イーグルメディア』は5月16日、同国1部ベシクタシュの補強戦略を特集。「オーレ・グンナー・スールシャール監督の意向に沿って、若くて将来性のある選手を獲得する方針。中盤と前線の強化を目指しており、藤田とFWティエルノ・バリー(現ビジャレアル)を獲得候補にリストアップしている」と伝えている。
また、藤田については「中盤でプレーメイクと守備の技術が際立っている」「6番と8番の両方のポジションをこなせるユーティリティ性を兼ね備えたMF」と評価。記事では、2024年のパリ五輪でU23日本代表のキャプテンを務めたこと等が紹介されているが、現在の市場価値は220万ユーロ(約3億5,800万円)だという。
ベシクタシュは元日本代表MF香川真司(現セレッソ大阪)の古巣。2024/25シーズンは序盤からの成績不振により、2025年1月に監督交代するなど苦しい戦いを強いられたが、第33節終了時点で3位。首位ガラタサライから勝ち点28差と優勝の可能性は消滅している。
なお、ベルギーメディア『Voetbal』は2025年4月の時点で「彼はW杯出場を望んでいる」と藤田本人の将来的な目標を伝えた上で「プレミアリーグへの移籍は彼にとって究極の夢だが、まずはブンデスリーガなど他のヨーロッパのリーグでステップを踏むことになるかもしれない」と綴っていた。本人がベシクタシュを移籍先の選択肢に含めるか注目が集まる。