スパ・フランコルシャン、4月3日までサーキットを閉鎖。主要レースの開催は現時点で影響なし

2020年3月16日(月)16時25分 AUTOSPORT web

 スパ・フランコルシャンは、ベルギー政府が同国内での新型コロナウイルス流行を食い止めるためにとった抜本的な対策を受け、4月3日までサーキットを閉鎖されることになった。


 F1ベルギーグランプリやWECスパ、“世界三大耐久レース”のひとつであるスパ24時間レースの舞台であるスパ・フランコルシャン。F1ドライバーからの人気も高いこのオールドコースが来月3日まで閉鎖される。
 
 これはベルギーの国家安全保障理事会が3月12日に発表した、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大対策の影響を受けたもの。ベルギーでは公的か私的かにかかわらず、すべてのスポーツまたは文化活動を禁止する措置が取られる。


 閉鎖の対象となるのはサーキットの他、学校やレストラン、バー、クラブ、ジム、映画館などだ。


 なお、スパ・フランコルシャンは13日にこのニュースを伝えたが、今のところ同施設で予定されるレースには影響がないという。スパでの主要レースはWEC世界耐久選手権の2019/2020年シーズン第7戦が4月23〜25日に予定され、他の主要イベントは5月以降の開催となっているためだ。


「COVID-19の拡散を抑制することへの参加は、ここ数週間にわたって私たちが最優先事項としてきたことであり、サーキットは当局の勧告に従い日々実施してきた」とのコメントが、スパ・フランコルシャンが発表した声明の中で伝えられた。


「また、私たちはサーキットやチーム、モータースポーツイベントが開催される他の国々で開催されるさまざまな大会の主催者が下した、あらゆる決定にも注意を払っている」


「全世界が前例のない状況に直面しており、スパ・フランコルシャンでは状況評価会議を継続している。(今後は)状況の変化に応じて残りのシーズンの計画を立てていく」


 ベルギーでは13日時点で、3名の死亡者を含む550人以上が新型コロナウイルスに感染。こうしたなか、ウイルス学者のマルク・ファン・ランスト氏はフランスの放送局VRT Nieuwsに対し「最悪の事態はまだ起きていない」としながらも、「今後4〜6週間でそれが起こる可能性がる」と語っている。


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