阪神“連勝”の余韻冷めず!54歳の知将も脱帽「MLB級の才能があった」米メディアは「日本のレベルがかつてないほど高まっている」

2025年3月18日(火)13時1分 ココカラネクスト

才木、佐藤の活躍は顕著だった(C)Getty Images

 ドジャース、カブスというMLBの2球団を迎え行われている東京シリーズ。国内で久々となるメジャー公式戦も目前となり、日本の野球ファンの熱狂はここからさらに高まることは確実だ。

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 だが、週末を通して行われてきたプレシーズンゲームにおいて、最もインパクトを残したのはNPB球団である阪神のパフォーマンスだ。カブス、ドジャースを相手に、いずれも無失点で連勝を飾っている。

 3月15日のカブス戦では、先発の門別啓人が5回をパーフェクトに抑えるという驚異的なピッチングを披露。3-0での勝利の堂々たる立役者となった。さらに翌日のドジャースとのゲームでも阪神が3-0のスコアで世界王者を退けた。エース才木浩人が5回を投げ1安打と、こちらも快投で強打者たちを抑え込み、打では佐藤輝明がブレイク・スネルから3ランを放つなど強烈に存在感を示した。

 そして2連戦を終えると、“日本のタイガース”が米国内で広く知れ渡ることとなり、その余韻はいまだに消えないままだ。3月17日、現地メディア『ESSENTIALLY SPORTS』がここまでの東京シリーズにおける、阪神ナインの戦いぶりを振り返っている。

 メジャー2球団を相手に強い印象を残した関西の名門に対し、同メディアは「ドジャースはMLBで最強のチームなのか?昨シーズンはそうだったかもしれない。だが、日本では少し違う展開が待っていた。過去2日間、まるでナショナル・リーグの強豪チームのように見えたのは、むしろ阪神タイガースの方だった」などと印象を綴っている。

 また、「日曜日に東京ドームで行われた試合で、阪神タイガースはドジャースを3-0で破り、MLBチームとの2連戦をスイープ。これにより、日本野球のレベルがかつてないほど高まっていることを改めて証明した」と結果を強調し、球界全体に対しての賛辞を続けた。

 その上で、初戦に対戦したカブスのクレイグ・カウンセル監督のコメントも掲載。2試合を終えた後で、阪神の奮闘を称える言葉が述べられている。

 世界王者のドジャースが敗れた結果や、阪神の選手層について問われたカウンセル監督は、「全然驚いていないよ」と発しており、さらには、「これは野球の試合だ。何が起こるか分からない。だからこそ、シーズンを通して何試合も戦うんだ。いや、本当に驚きはない。向こう(阪神)にもメジャーリーグ級の才能があった。それは間違いない。彼らは我々を倒したんだからね」と語っていたという。

 MLBの2球団を凌駕した縦じまのチーム力にはカブス指揮官も高い評価を送る。そして、春の日本を沸かせた阪神の躍動により、今月末開幕を迎えるNPB新シーズンへの期待もさらに膨らむこととなった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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