【センバツ】登板回避の健大高崎・石垣元気「今日登板しなかったことで、より回復できる」次回登板に意欲
2025年3月18日（火）20時8分 スポーツ報知
健大高崎・石垣元気
◆第９７回センバツ高校野球大会第１日▽１回戦 健大高崎３—１明徳義塾＝延長１０回タイブレーク＝（１８日、甲子園）
史上４校目の春連覇を目指す健大高崎（群馬）は明徳義塾（高知）に延長１０回、タイブレーク勝ち。最速１５８キロを誇る今秋ドラフト上位候補のエース右腕・石垣元気（３年）が左脇腹痛で登板を回避する中、背番号１０の左腕・下重賢慎（３年）が１３６球の熱投で完投勝利を収めた。
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吹けよ風、呼べよ嵐−。冷たい風が吹き抜け、延長突入後は雨が降り注ぐ悪条件の中でも、ネット裏に陣取ったスカウトたちは球場を後にしなかった。ブルペンで投球し、準備を進める石垣の登板に備えた。剛腕への関心の高さがうかがえた。
石垣は延長１０回、下重に声を掛けた。「『投げきってくれ』と伝えました。（試合中は）『いつも通りのピッチングをすれば打たれることはない』と伝えたので、彼らしいピッチングができたと思います。頼もしくて心強いです」
痛みについては「引いてきてはいるんですけど、まだ全力では投げられないぐらいです」と話した。「今日登板しなかったことで、より回復できると思う。まだ期間が空くのでいい状態に持っていって、次は自分が完封、完投できればいいかなと思っています」と前を見据えた。
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