メキシコ代表はメジャーリーガー揃い「非常に厄介」と侍OBが警戒する投打の2人とは

2023年3月20日(月)20時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は大会の終盤を迎えている。世界一奪回を目指す侍ジャパンは、20日(日本時間21日)に準決勝のメキシコ戦に臨む。栗山英樹監督は負けたら終わりの大一番となるこの試合にロッテの佐々木朗希(21)を先発登板させることを明言した。

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 決勝進出をかけて侍ジャパンと対戦するメキシコ代表は一体どんなチームなのか。メキシコはWBC初戦のコロンビア戦に敗戦したものの、その後の試合では4連勝し、4強まで上がってきた。特に12日にはMLBのスター選手揃いのアメリカから大量11得点を奪い勝利すると、17日には強豪・プエルトリコを相手に5−4で接戦をものにするなど、非常に勢いのあるチームだ。

 そんなメキシコ代表を侍ジャパンOBはどう見ているのか。現役時代はロッテの捕手として活躍、WBC日本代表としても世界一に貢献し、引退後は野球解説者として活動する里崎智也氏が日本時間20日、自身のYouTubeチャンネル『Satozaki Channel』で動画を更新し、侍ジャパンと対戦するメキシコについて解説した。

 里崎氏は動画内でメキシコの投打の2選手を警戒した。1人目は日本戦に先発登板することが発表されているパトリック・サンドバル。所属するエンゼルスでは大谷翔平(28)と同僚としても知られている左腕について、里崎氏は「制球が乱れると侍ジャパンにチャンスがあるけど、チェンジアップが決まりだすと非常に厄介な投手」と解説した。サンドバルは昨季、MLBで27試合に先発して6勝9敗、防御率2・91の成績を残した左腕で、直球とチェンジアップを中心に緩急をつけた投球スタイルが売りの投手。また、対左の被打率が・151を記録しており、左打者が並ぶ侍ジャパンにとって脅威となりそうだ。

 一方、里崎氏が打者の警戒選手として、「1番のアロザレーナを出すと、そのあとのクリーンアップにつなげてくるので、この選手には注意したい」と、レイズのランディ・アロザレーナを挙げた。アロザレーナは今大会ここまで打率・417と好調。メジャーでも20本塁打、32盗塁を記録している選手で、里崎氏はメキシコのリードオフマンを警戒した。

 また、里崎氏は「サンドバルを攻略できるかどうかがカギになる。日本の投手陣が大量得点を取られることは想像しづらい」と自らの見解を話し、「勝つとしたら、3−1、4−2の試合展開になるんじゃないかな」とスコアを予想した。

 侍ジャパンが世界一奪回に向けて、準決勝の大一番に臨む。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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