ヤマハ:ふたり揃ってのQ2ダイレクト進出に手応え。「明日はさらにもう一歩、大きく前進した」とクアルタラロ

2024年3月23日(土)11時16分 AUTOSPORT web

 3月22日、MotoGP第2戦ポルトガルGPの初日セッションがアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われた。モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのファビオ・クアルタラロとアレックス・リンスはプラクティスで9番手と10番手を獲得し、予選Q2ダイレクト進出を果たした。


 ポルトガルGPウイーク初日、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのふたりは、マシンに好感触を得て揃ってQ2進出を決めた。


 夜に雨が降ったものの、フリー走行1回目(FP1)、プラクティスともに頭上に灰色の雲が広がるもののドライコンディションを維持。ふたりはFP1で準備を整え、プラクティスでタイミングを見計らい一気に勝負を賭けた。


 セッション終盤、複数のライダーが転倒する中、イエローフラッグ解除とともに渾身のアタックを実施。クアルタラロが9番手、リンスも10番手に飛び込んだ。


 クアルタラロは午前中のFP1で20ラップを走行して11番手。プラクティスでは序盤から好調ぶりを見せてセッションの3分の2まで5番手以内をキープ。


 終盤は全体のペースが上がり、転倒者も続出するなかでクリアラップをつかむのも難しい状況となったが、最後のチャンスを待って全20ラップ中の19ラップ目に1分38秒552のベストラップを記録。これによりトップから0.495秒差の9番手を獲得し、PRから直接、Q2進出を決定した。


 チームメイトのリンスは、ヤマハ加入後2戦目を迎えて本領発揮。FP1では高低差の激しいコースを文字通り“飛ぶように”走り、7番手を獲得した。


 この結果に自信を深めるとQ2進出を目指してプラクティスへ。終盤、イエローフラッグの混乱のさなかはタイヤを最大限セーブし、解除されたところで最後のアタックを行った。全22ラップの最終ラップで1分38秒560へ更新し、トップから0.503秒差の10番手に浮上してセッションを終了した。


■ファビオ・クアルタラロ(FP1:11番手、プラクティス:9番手)


「Q2進出を決めることができ非常にうれしいよ。セッション終盤でいいタイムを記録することができた。でも今日は何度かミスがあったし、もう少し調整が必要なところもあるので、明日の午前中のセッションを利用してさらに調子を上げていきたいと思っている」


「ヤマハのライダーがふたりとも100%のレベルでプッシュできたことはとても良かった。アレックスと僕は、お互いに高め合いながら良い仕事ができていると感じているよ。マシンのフィーリングも非常に良好だね」


「昨日の雨で路面が汚れていたため路面グリップは十分ではなかったが、そのような状況のなかでQ2に進出できたことをポジティブにとらえている。明日はさらにもう一歩、大きく前進したいね」


■アレックス・リンス(FP1:7番手、プラクティス:10番手)


「マシンは第1戦カタールのときと同じだ。新しいものを試す時間はなかったが、FP1の最初から自信を持って走ることができた。コースはロサイルとはまったく違うタイプで、今回は早々に適応できたのはとても良かったと思う」


「プラクティスも非常に好調で、Q2進出を決めることができた。僕にとっては素晴らしい成果だ。長い間Q2を走れませんでしたし、脚の問題もあった」


「最後にQ2を走ってからとても長い時間が経っているんだ。しかも今は、さらに改善の余地が残されている。問題はカタールのときとほぼ同じなので、データを集めて改善を目指し、それを最大限に活かしていきたいね」


ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2024MotoGP第2戦ポルトガルGP

アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2024MotoGP第2戦ポルトガルGP

アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2024MotoGP第2戦ポルトガルGP

投稿 ヤマハ:ふたり揃ってのQ2ダイレクト進出に手応え。「明日はさらにもう一歩、大きく前進した」とクアルタラロautosport webに最初に表示されました。

AUTOSPORT web

「ヤマハ」をもっと詳しく

「ヤマハ」のニュース

「ヤマハ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ