大の里「少しでも近づけるように...」 最高位への思い語る 来場所綱獲りへ 春場所V一夜明け会見

2025年3月24日(月)11時26分 スポーツニッポン

 大相撲春場所で3度目の賜杯を手にし、大関昇進3場所目で初優勝を飾った大の里(24=二所ノ関部屋)が千秋楽から一夜明けた24日、大阪市内で会見した。

 「よく眠れて目覚めた。12時くらいには寝た」。大関昇進を果たしてから3場所目での優勝。「大関に上がったときから2場所は何してんだろうと、情けない場所が続いていた。重圧に負けていた2場所だった。2月はしっかり稽古して、その成果が出たのはうれしい」と笑みをこぼした。

 先場所は10勝を挙げたが、序盤に3敗を喫するなど早々と優勝戦線から脱落した。その反省を生かした今場所は初日から3連勝。「稽古を積んできて自信があった。初日の入りが上手く結びついた」と連敗はなく、安定した相撲で白星を積み重ねた。

 本割で一度も勝てていなかった高安を優勝決定戦で下した。「びっくりするぐらい落ち着いていた。精神面が整っていた」。優勝3度は現役最多。二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)の2回も超えたが、「まだまだ、優勝は3回したけど、親方には、まだ到底追いついていないし、目標は親方なので、それに向けて頑張りたい」と語った。

 初場所後に豊昇龍(25=立浪部屋)が横綱昇進。大の里も影響を受けたといい、「高校時代から知っている方が横綱になったのは凄く刺激になった。その刺激が大きかった」と力を込めた。来場所での対戦に向けては「しっかりと頑張りたいと思う」と話した。

 来場所は綱獲りに挑戦する。所要13場所で昇進となれば年6場所制以降では最速記録。「深く考えすぎずに、またやれることをやって、今まで以上に稽古に励んで頑張りたいと思う」。最高位については「いろいろな声が聞こえるけど、忘れることなく自分のペースでやれることを信じて頑張りたい。簡単になれるものじゃないと思っているので少しでも近づけるように頑張りたいと思う」と見据えた。

スポーツニッポン

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