JFA宮本恒靖新会長がU-23日本代表を視察 A代表の北朝鮮戦中止について言及「AFCを通してFIFAに伝えるべきこともある」

2024年3月25日(月)22時12分 サッカーキング

JFA宮本恒靖会長[写真]=Getty Images

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 日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長が、25日に北九州スタジアムで行われたU−23日本代表とU−23ウクライナ代表の国際親善試合を視察。試合後にメディア取材に応じた。

 23日に第15代目のJFA会長に就任した宮本氏は、パリ・オリンピック(五輪)最終予選(AFC U23アジアカップカタール2024)前のラストマッチに臨んだU−23日本代表を視察した。

 まずは「試合の前半と後半を比べて、後半の方がチームの調子が良くなっていって、予選前に勝てたのは良かったと思います」と試合を総括し、「良い相手だったと思う。最初は相手のビルドアップのところを上手くひっかけられなかったけれど、後半になって出来るようになった。チームの中でハーフタイムで強度も上がって、改善されてきている。たぶんこれからもっと相手の情報も入ってくるし、ボールの奪いどころがもっと明確になるはず。そういう部分を共通認識をもってやれればいいかなと思う」と分析した。

 そして、最終予選を戦ったことがある自身の経験も踏まえ、「どんな内容であれ勝つこと。それが自分たちに対して説得力になる。今日も佐藤恵允選手がセットプレーから押し込んだことで流れが良くなったと思いますし、そういう一つのきっかけになったと思います」と語り、「最後の方で、チームの中で互いの要求が聞こえてきました。苦しい状況で勝ち切るためには、そういうコミュニケーションが大事になると思いますし、やるべきことをしっかり伝えて、誰かがやってくれるのではなく、それぞれが(自発的に)やることが大事になると思います」とコメント。「重圧はあるけれど、重圧を乗り越えてこそ次のステージにいける。選手たちもそういう意識でやっていると思う。サッカー強国になるためには、進んでいかなければならない道かなと思う」と、選手たちへエールを送った。

 また、日本代表(A代表)のFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選・第4節朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)戦の開催中止が、国際サッカー連盟(FIFA)から正式に発表されたことについて、宮本会長は「大事な試合の機会がなくなったという意味では、すごくチームにとっても選手にとっても残念なこと。ただ、それもプラスに捉えて、次への準備をしていこうと思います」とコメントし、FIFAから試合の裁定についての返答の目途は「まだない」と語った。

 そして、今回の開催中止に至るまでの経緯について、「AFCを通してFIFAに伝えるべきこともあると思う。早ければ早い方がいい。DPR KOREA(北朝鮮)に言うよりも、AFCに伝えること。今回、いろいろと手続きだったり、選手も影響を受けて、チームも大変だった。そのなかでも(第3節のホームゲームで)結果を出してくれたことは良かった。予想だにしない理由もあったりはするが、しっかり自分たちの立場を伝えたいと思う」と、AFCとコミュニケーションを取ることを示唆していた。

サッカーキング

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