サウジアラビアへのミサイル攻撃にF1ドライバーたちが懸念。4時間にわたる協議の後、ボイコットは回避へ

2022年3月26日(土)9時28分 AUTOSPORT web

 F1サウジアラビアGPを続行すべきかどうかについて全ドライバーが長時間にわたるミーティングを行った。その結果、グランプリは予定どおり実施され、ドライバーたちは出場することに同意したようだ。

2022年F1第2戦サウジアラビアGP サーキット近郊の石油施設がミサイル攻撃を受けた後、FIA会長モハメド・ビン・スライエムとF1のCEOステファノ・ドメニカリが会見

 金曜午後にジェッダ・サーキット近郊に位置する国営石油会社サウジアラムコの石油関連施設がミサイル攻撃を受けて炎上。AP通信やロイターなどは、爆撃を行ったのはイエメンの反政府勢力フーシ派であると伝えている。
2022年F1第2戦サウジアラビアGP ジェッダ・サーキット近郊の石油施設がミサイル攻撃を受けて炎上

 FP2前とFP2後に、FIA、F1、全チーム代表、全ドライバーの会合が行われ、FP2後にF1は、現地当局が関係者の安全を維持して開催することが可能であると述べたとして、グランプリを予定どおり開催することを発表した。F1はこの際、全チームがこれに同意したと述べていた。


 しかしその後もドライバーたちはミーティングを継続、途中、F1 CEOステファノ・ドメニカリやF1スポーツ担当マネージングディレクターのロス・ブラウン、さらにはチーム代表者たちが会合の席に戻るなどして、約4時間にわたり、話し合いを行った。


 チームはグランプリ続行に同意したものの、一部ドライバーが開催に強い懸念を示し、この長時間の会合につながったといわれている。


 現地深夜2時過ぎにミーティングは終了、退室したチーム代表たちは、レースを続行するとコメントした。


『BBC Sport』は、多数のドライバーが安全への懸念を訴えていたものの、F1側からさらなる情報を提供され、レースに出場するよう説得されたという。

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